朝日新聞が世界の対日報道を変えた日—福島原発事故報道と日本人貶めの構造
2019年6月10日付の論考。
福島原発事故をめぐる朝日新聞の印象操作報道が、ニューヨーク・タイムズ、BBC、韓国メディアなど世界の報道姿勢を一変させ、日本人全体の名誉を傷つける結果を招いたと論じる一篇。
戦後日本のメディア構造と対外的な反日言説の連動を鋭く告発している。
2019-06-10
朝日は、こうして世界のメディアを動かすことに成功した。
それまで原発事故で発揮された日本人の勇気を讃えていた外国メディアは、報道を受けて姿勢を一変させた
以下は前章の続きである。
中略。
いずれにせよ、この巧みな印象操作による記事によって、世界中のメディアは、大きく反応した。
〈2011年、命令にも関わらず、パニックに陥った作業員たちは福島原発から逃げ去っていた〉
『ニューヨークタイムズ』がそんな見出しで報じれば、英のBBCも、〈朝日新聞は、福島原発の労働者の約90%がメルトダウンの危機が目前に迫った状況で逃げた、と報じた〉
と速報。
また、朝日の報道に連動することで知られる韓国メディアは、今回も素早かった。
〈福島事故時に職員ら命令無視して原発から脱出〉(聯合ニュース)
〈日本版セウォル号…福島事故時に職員ら命令無視して原発から脱出〉(国民日報)
と相次いで報道され、5月21日付の『エコノミックレビュー』は、
〈これまで“セウォル号事件”が「韓国人の利己的な民族性から始まった」、「相変らず後進国であることを示してくれた」などと韓国を卑下し、集団のために個人を犠牲にする日本のサムライ精神を自画自賛した日本の報道機関と知識人たちは、(朝日の報道に)大きな衝撃に包まれた〉
と論評した。
朝日は、こうして世界のメディアを動かすことに成功した。
それまで原発事故で発揮された日本人の勇気を讃えていた外国メディアは、報道を受けて姿勢を一変させた。
まさに朝日は「日本人を貶める」ことに成功したのである。
この稿続く。