ロシアが中国人入国を原則禁止――対中関係より自国民の感染防止を優先したプーチン政権
2020年2月20日発信。
読売新聞の記事を引用し、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ロシアのミシュスチン首相が中国人のロシア入国を原則禁止する政令に署名したことを紹介する。
中国と政治・経済両面で関係を深めるロシアであっても、プーチン政権は対中関係より自国民への感染防止を優先したと報じられている。
2020-02-20
ロシアは最大の貿易相手国の中国と政治的にも連携を深めているが、プーチン政権は対中関係よりも自国民への感染防止を優先すべきだと判断した
以下は今日の読売新聞の記事からである。
中国人入国禁止 露が政令
【モスクワ=田村雄】
口シアのミシュスチン首相は18日、中国で広がる新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国人のロシアへの入国を20日から原則禁止する政令に署名した。
ロシアは最大の貿易相手国の中国と政治的にも連携を深めているが、プーチン政権は対中関係よりも自国民への感染防止を優先すべきだと判断した。
政令によると、ロシアは、就労や観光、就学などを目的にした中国人の入国を当面禁止する。
19日から入国申請の受理も中止した。
ゴリコワ露副首相によると、第三国への乗り継ぎ目的で中国人が国内の空港に立ち寄ることは認めるという。
ロシアは中国と約4300kmにわたって接しており、中国との陸上国境を封鎖し、外国人感染者の国外退去も可能にするなどの措置を講じてきた。
露政府によると、国内で確認された感染者は中国国籍の2人だけとなっている。
中国での感染拡大は既に、露経済への打撃となっている。
ロシア通信は18日、中国人観光客の減少で毎月、約1億㌦(約110億円)の損失が出ているとの経済専門家の分析を伝えた。