彼らの本音は、日本が本気で怒り出すところまでは行かないようにすることである――高山正之氏が暴く海外メディアの対日報道
2024-01-06
彼らの本音は、日本が本気で怒り出すところまでは行かないようにすることである。
2023年10月27日
以下は、2015年2月28日に発信した高山正之著『アメリカと中国は偉そうに嘘をつく』からである。
この記事もまた、彼が戦後世界で唯一のジャーナリストであることを証明している。
ずいぶん昔、世界中のプリマバレリーナたちから尊敬を集めていた、モナコのロイヤル・バレエ・スクールの高齢の女性教授が来日した。
その時、彼女は芸術家の存在意義について語った。
「芸術家が大切なのは、隠され、覆い隠されている真実に光を当て、それを表現できる唯一の存在だからです」と。
彼女の言葉に異論を唱える者はいないだろう。
高山正之氏は、戦後世界で唯一のジャーナリストであるだけでなく、戦後世界で唯一の芸術家であると言っても過言ではない。
一方、大江については、亡くなった人を悪く言いたくはないが、村上をはじめ、自らを作家と称し、あるいは芸術家だと思っている多くの者たちは、芸術家の名にさえ値しない。
彼らは、隠されている真実に光を当て、それを伝える代わりに、朝日新聞などが作り上げた嘘を表現してきただけである。
そのような存在は日本だけに限らず、世界のほかの国々でも同じである。
つまり、本物の芸術家はごくわずかしか存在しない。
この記事もまた、今日、世界で高山正之氏以上にノーベル文学賞に値する人物はいないという私の主張が正しいことを示す、もう一つの見事な証明である。
日本国民のみならず、世界中の人々にとって必読である。
悪いことはいつも杉並区から始まる
『アンネの日記』が破られた。
すべては東京都杉並区から始まった。
光化学スモッグ、環境ホルモン、そのほかのくだらない騒ぎは、いつもこの区から始まる。
案の定、犯人は捕まったが、それ以上に驚かされたのは外部の反応だった。
ブルームバーグのウィリアム・ペセックは、事件が発覚した翌日、ほとんど即座に、これは「極右の安倍」に触発された「ネオナチ」の仕業だと決めつけ、首相の靖国神社参拝を非難し、平和憲法を改悪しようとしているなどと批判し続けた。
さらに、世界記憶遺産への登録を申請していた特攻隊員の遺書についても取り上げ、これほどの狂気を『アンネの日記』と同列に置くつもりなのかと問い、日本人の心を踏みにじった。
しかし、朝日新聞のサンゴ落書き事件もある。
自分でやっておいて、他人のせいにする。
米国もメイン号事件で同じことをした。
犯人を日本の右翼と決めつけてもよいのかと訝しく思っていたら、翌日にはタイムズも中国の新聞も、同じ主張を掲載した。
なぜ同じ表現を使うのか、その理由を探ってみると、少し前のニューヨーク・タイムズの社説に行き着いた。
「安倍による危険な歴史修正」と題したその社説は、「極右の安倍のせいで日米関係は悪化した」「南京大虐殺はなかったと言い、性奴隷にされた韓国人女性への謝罪を撤回するなど、歴史を改竄することさえ厭わない」と、安倍首相を侮辱していた。
他国の首相に対して、こういう言い方をするものだろうか。
その品位のなさには恐れ入る。
しかし、日本側は反論できない。
下手に議論をすれば、相手の罠にはまるだけである。
だから、じっと耐えている。
その様子が、傍からは見えていた。
ペセックも中国人も、「なるほど、ここまで言ってもいいのか」と思い、言いたい放題に言った。
まだ自分たちが言論を支配していると思っていたのだろう。
ちなみに、菅官房長官がニューヨーク・タイムズの度を越した嘘を指摘すると、同紙は逆上しながらも訂正を掲載した。
彼らの本音は、日本が本気で怒り出すところまでは行かないようにすることである。

2024/1/5 in Kyoto