PFIでは「失われた20年」は取り戻せない――大阪の衰退と東京一極集中への提言
2010-8-16
またぞろPFI(民間資金を活用した社会資本整備)なんぞ、と。
今朝の日経一面 官民ファンド創設へ
一体、何時になったら分かるんだろう?
日本の失われた20年を取り返す、元に戻すのは、そんな小手先の事、アルファベット3文字の事じゃないんだってことが。
関空の問題はPFIで資金をどうこうの、の問題じゃない。
問題はPFIなんかじゃない。
20年前まで「東京が何ぼのもんじゃい」と広言していた大阪の活気を取り戻す事に尽きているのは明白なこと。
僕の提言、マスコミ、特に民放TV6社を、北海道、東北、中部、関西、中国、九州、四国の7大地方に、プラス一社を加えて分散すること…
貴方達が作った中央集権国家を変える事。
それ以外に、どんな地方分権も、地方の活性化もありはしないし、そして、それこそが本来の民間放送局の在り様なのです。
中央というか、東京に居て、世界最高レベルの知性、真の自由に裏打ちされた映像美を流す、全国放送は、NHK1社で良いのです。
大阪の大凋落に反比例して勃興したのが吉本のお笑い…
しかし、その実態は、単なる東京志向…
東京進出を果たした芸人と大阪に居る芸人とでは収入は天文学的な差…
そんな大阪で、そんな関西で、関空がペイする訳はないのだから。
PFIなんか一番底の時にも言っていたことじゃないか!
PFIなんかでGDPが1円も上がったか?言うまでもない事。
PFIの実態。
日本が一番底にいた10数年前…ありとあらゆる大企業も下を向いていた時代。
かつて坪8,000万円はした…御堂筋の中心地である大阪ガス本社…御堂筋を挟んだ対面の一筋(と言っても殆ど御堂筋に面した様な場所)で、南向き・約350坪の敷地を持つビルが競売となった…土地値はなんと坪380万円まで下落していた…
此処で、誰も考えなかった…この地区に於ける戦後初めての職住近接=8階まではオフィス…御堂筋の高さ制限で、淀屋橋地区の高さは概ね8階までだった=その上はマンション分譲…マンション暮らしを選択する人にとって最も良い場所は、その街で一番の場所に住むことに決まっている…土地値が坪1億円以上もするから、其処にマンションが出来る訳がないから、年毎に遠方に拡散して行ったのです。
あのバブルの崩壊…おまけにスーパー重課税が在ったから、いくら安くなっても誰も買わなかった…終に、上記の様な価格まで下がった訳です。
この時、上記の企画に対して、最初に社長決裁を一気に出してくれたのは、無借金経営で有名な、財務内容抜群の上場企業だった…大手金融機関を辞めてベンチャービジネスを立ち上げた某大学同級生3人が、或る縁で、僕をその会社に紹介した。
「この時代に、こんなことを考える人間に会って見たい、と先方の役員が言っているが、きさらさん、どうしますか?」
「喜んで」
幸い、一瞥で、分かって頂き、1ヶ月後、社長決裁が下り、事業決定となった。
「きさらさん、この場所だからゼネコンはビッグ5の何処かで考えていると思うが、本社ビルを建築してもらって以来、とても良い付き合いをしている会社があるのだが…」
「良いじゃないですか、その会社で。技術は間違いないだろうし、何よりも御社が事業主に成るのだから」
当然ながら、その不動産の所有者もOKを出し、2度目の最終会議の時だった。
堅い事で有名な関西地場建設会社に相応しく実直な感じの部長、課長に交じって、髪を後ろでちょんまげ結いにした妙な男が次長として同席した。
「僕はPFI担当で、福岡等でも、今、事業をしています…このPFIの観点から見ると、この8階までの平均賃料1万2千円は、淀屋橋地区のオフィス賃料としては高すぎて採算ベースには到底乗りません」
この人間のこの一言(原語同断な一言です)で、総事業費45億円の事業…上層階のマンション分譲単価は坪180万円、という、淀屋橋の、ど真ん中では考えられない設定だったのに…
最新のビルとしてのオフィス賃料を平均坪1万2千という阿呆な低さにしたのに…。
先だって、この時の事業主会社の社員…当時は課長で、今は部長に成っている…から電話が有りました「きさらさん、あれから一気にタワーマンションができましたな。あの時、あの馬鹿があんなことを言わなければ、弊社も大きな利益、御社も大きな利益、地主も利益、皆が万々歳だったのに…」
マスコミよ、今のエリート層に居る人たちよ。20年経っても気が付かないのか?
何度同じことを繰り返したら気が済むのだ?
だが今度は駄目だぞ。今度、本質的な解決策を講じなければ、日本は本当に終わるぞ。
今以上の不景気で、あちこちでの殺人列島、年金等の不正受給等の連発。
そんな国に本当にする気か、貴方達は!
どんな時にも、正しい果敢な決定が下せる企業は必ず在る。
それらの企業に学ぶべきであって、この「失われた20年」を作った張本人である官僚や、それに巾着型の学者等の意見なぞ拝聴し、採用している場合ではないのだ。
僕が、これほど言っても分からないなら、言って上げよう。
貴方たちは、皆、二流選手なのです…おまけに様々なエゴイズムにからめ捕られた…
本当の一流は、各企業で世界を股にかけたり、ノーベル賞を取る様な発見、発明を成しているのです。
二流が一流の領域に達する事が出来る道はただ一つ。
本当の無私の心を持って、国を、他者を考えた場合のみなのです。
その時だけ、貴方達は一流に到達でき、この国を救う事が出来る。
それ以外は…今の様な、貴方がたが作った中央集権国家をやっている間は、我が国は沈没するのみ。
貴方がたが言っている事で正しいのは、「国民が、国に頼れるのは後10年」だけ。
この20年で、上下、900兆円の損失を出した、貴方がた、今のエリート層だもの、
後10年で、最後の500兆円もパーにする以外、貴方がたには何もできないことに気付くこと、以外に重要な事は、今、日本には在りません。
貴方達が、「失われた日本の20年」を作った事を認め、己の愚かしさに気が付き、
僕の提言を真剣に考える事。
それ以外に、日本が元に戻る道は無い事に気付くべきです。
PFIの定義への、追加。
そうして最後に外資が登場。
最後に彼らが自分たちの物にする為の言葉。
それがPFI。
だからこそアルファベット。
日本語では無い由縁。