独立を阻まれる民族、歴史をめぐる言葉、政治の責任――『文明のターンテーブル』が問い続けるもの
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2024-02-25
民族の独立、歴史認識、そして政治の責任。
この一覧には、『文明のターンテーブル』が繰り返し向き合ってきた問いが集まっている。
中国の民族問題を論じる記事と、ソ連崩壊や植民地支配体制の終焉を扱う記事が、独立と自由という主題でつながっている。
朝鮮半島の歴史や慰安婦・徴用工問題をめぐる記事は、歴史がどのように語られ、その言葉が政治や教育にどう用いられるのかを問う。
日本政治を扱う記事では、国会審議への姿勢、疑惑を追及する際の論理、政府と日銀の関係、増税をめぐる判断が俎上に載る。
それぞれの記事に示された著者の問題意識をたどることで、歴史の語り方と現在の政治のあり方を結びつけて考えることができる。
その中に置かれたボブ・ディランの「Like a Rolling Stone」は、政治と歴史の議論に音楽という別の響きを添えている。
個々の章を読み進めながら、誰が自由を求め、誰が権力を行使し、誰がその責任を負うのかを考えていただきたい。