ニューヨークの誘いと日本の投資リスク:もしあの時、違う選択をしていたら

2010年8月19日、筆者はニューヨークで弁護士をしていた親友から何度も渡米を誘われながら、海を愛しハワイを選び続けた自らの選択を振り返る。もしニューヨークへ向かっていれば、為替リスクのない環境でウォール街のマネーと直結し、日本有数のファンド運営者となっていたはずだと述懐。日本は為替変動の大きさゆえに投資に適さず、中国本土勢や欧米勢のみが為替リスクなく投資可能で、日本経済の愚かさが浮き彫りになると結論づける。

2010年当時のニューヨークにいた親友の弁護士からの誘いを回想。ハワイに固執し、誘いを断ったことで、日本経済の「為替リスク」を再認識したと語る。もしあの時、ニューヨークへ行っていれば、ウォール街の潤沢な資金で日本有数のファンドを運営し、日本に3倍返しを達成できたかもしれないという仮説を立て、日本への海外投資を妨げる根本的な問題を指摘する。

ちょうど、この頃。
2010年08月19日

同級生にして親友のD君がニューヨークで弁護士をしていた…
彼が米国に向かう時、自宅を有名大企業の社宅として契約、後顧の憂い無く送り出したのも僕だった…

当時、ゴルフフリークだった事も有り、頻繁にハワイに行っていた僕に、彼は手紙を寄こした…
「誰にも言った事は無いのだが、実は、後半生はハワイの様な所で暮らしたいと考えていた…ハワイでも弁護士を続ける気はないが、継続するとしたら、ハワイで弁護士資格を取り直さなければならないが…僕も貴君の様に海とゴルフが大好きだから…」

Kisara君、ニューヨークにおいでよ。
夏のニューヨークはHumid!だが。
一日に4種類のスポーツが出来るから、おいでよ。
良いよ、ニューヨークは。

それから何度か誘いを受けたのですが、当時の僕はハワイ一辺倒だったのと、当時、ニューヨークは明日の東京、と周囲に言い、行く必要はない等と広言していたもので…
何よりも、休みに都会には居たくなかった…
海育ちの僕は、ただひたすら海辺に居たかっただけのことですが。

この時、僕がシンガポール、バンコクに向かわずに、彼の誘いに応じてニューヨークに向かっていたら、僕は、今頃、日本に対して3倍返しを達成していただろうな、

こんな愚かな国を離れて、今頃は世界の何処かで人生をエンジョイしていただろうなと思う。

日本に、為替のリスクなく投資できるのは、昨今の中国本土勢(為替に殆ど変動がないのだから何の問題もない)と欧米勢…為替を動かしているのは、彼らなのだから、自分達が得をするように動かす事は有っても、損をするように動かす訳がないのは自明のこと。

彼の人脈で、十二分なウォール・ストリート、マネーと忽ち直結して日本有数のファンド会社を運営して居たでしょう…
日本の不動産を見る目に関しては、人後に落ちない、自負と自信を持っている僕なのですから。

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