ジョン・レノン ― 世界中の心に届いた魂
ジョン・レノンの死後に残された曲を聴き、人生観が変わった体験を綴る。サルトル以上に人々の心に届いた彼の魂と、その遺響を今も共に生き続けていることを語る。
故ジョン・レノンの音楽、特にデモテープ音源を通して、彼の精神的な影響を語っている。筆者は、レノンが知識人だけでなく世界中の人々の心に届いた点で、哲学者サルトルよりも偉大だと主張。レノンの死をきっかけに人生観が変化した個人的な経験を明かし、彼の残した知性を引き継ぎ、自身も「後40年、書き続ける」という決意を述べている。
ジョン・レノン。
2010年09月09日
I-tunesで、彼が亡くなった後に発売されたアルバムを初めてみて、数曲を買った。
デモテープとして残されていたものだが…それでも本当に良い。
ジョン・レノンはサルトルより偉い…若い時から僕はそう言って来た…サルトルは知識人層しか読まないが、ジョン・レノンは世界中の人間の心に届いたからだ。
あの日、僕は本当にショックを受けたが、一つ、象徴的な変化が起きた。
それまで小さい時から歯医者が嫌だったのが嫌でなく成った。
ジョン・レノンですら、いなくなる人生だ。怖がるもの、嫌がるものなど何もない、と。僕は、あの日を境に、そう思った。
今、流れているのは♪You are here♪のデモテープ盤。
御存じの様に小野洋子との出会いを歌った素晴らしい曲です。
東洋と西洋の出会い…。
僕は、これと♪Grow old along with you♪を、こよなく愛してる。
貴方には、ずっと一緒に生きていて欲しかった。
僕は貴方と一緒に生きて来たと言っても過言ではないのだから。
僕は生き続けて来た 貴方と一緒に生きて来た
ジョン・レノンよ。
世界は貴方の魂を受け継いで 素晴らしい響きを
貴方の代わりに 僕に届けてくれている。
僕はいつも貴方と 彼らと共に生きている
僕は、後40年、書き続けるぞ。貴方が 僕が 彼らが指し示す知性のために。