決して円高ではないという経済アナリストへ ― 日本企業の底力を無視するな

「円高は問題ない」とする経済アナリストへの反論。産業立国を支える日本企業の努力と製品の価値を無視するなと訴える。

2010年8月26日、筆者は「決して円高ではない」と主張する経済アナリストに対し、日本の産業界が直面する現実を突きつける。円安を維持しなければならない企業の苦境を無視し、意図的に円高を擁護するような発言の真意を問う。日本の製造業の優秀さを具体例を挙げて訴え、海外企業が本当に優れているのならその根拠を示すよう求める。マスコミを通じて発信される言説の背後にある意図を鋭く批判するエッセイ。


決して円高ではないという経済アナリストへ。
2010年08月26日

僕の同級生や先輩には日本の本物の、或いは名門と呼ばれる大企業で…日本を背負いリードして来た企業群です…今、社長をしている、或いはしていた人達が居るのですが…彼らは、労働者=日本国民を雇いたい、雇い続けたいのが当然だと思う。

それでも、特に、今回の歴史的な金融大乱…心を鬼にしてリストラ…その主要部分の一つは人員削減、或いは給料カットでしょう…を敢行し、中国にも果敢に打って出て業績を回復しつつあった訳です。

市場を少しでも見ている者なら誰でも、産業立国である日本を支えリードして来た企業群がギリギリ想定していた為替レート…狡猾・強欲型の20世紀資本主義に単純準拠型…何時でもリストラ、何時でも身売り…企業に比べれば、それでも低い利益率を維持する最低線として…が、どの範囲に有るかは誰でも分かるはずなのに。

日本市場で空売りを掛ける事の急先兵である外資系証券会社に居る者は、その出自を崇め奉られ、日本の、経済に弱いマスコミから重用されている訳ですが、何の為に、この様な時に、円の購買力平価としての観点から言えば、ちっとも高くない、70円台でも問題では無い(もっと低い事を言っていたと思う)等と言う発言を為すのでしょうか?

貴方が所属している会社が、空売りを掛け続ける事を援護する為ですか?
或いは、自らの所業に護符を与える為ですか?

これ以上、円高に成り、株価が下がって、どうして日本の景気が良くなるのでしょう?
それに一端大幅に下落した株価が回復するのに、どれだけの時間を要するかは貴方が一番良くご存じのはず。

このような事を繰り返しても、日本の株価は25年前の水準に戻るから大丈夫だと仰るなら、どうぞ、その御高説を、マスコミを通して発表して下さい。

或いは、僕が世界を代表する企業群で有ると確信し、その作り出す製品は…頻繁に…感動的も過言ではないほど素晴らしい…例えば長年神様の試練通り辛い独身生活を強いられてきた僕が「これだ、これが究極の物」と思い、思い切って買い設置した日立の何もかもが素晴らしい洗濯機「風アイロン」…僕は、暫く、この製品に恋をしたほど…

これらの企業群が創る物より、例えば、サムソンが創る物が素晴らしく感動的ですら有るのなら、どうぞ教えてくれませんか?
だからサムソン1社に、我が国の9大メーカーが純利益に於いて負けるなら、御教示下さい。

これらの、僕が敬意を表し素晴らしいと思っている企業群よりも、本当に他国の企業群が、素晴らしく感動的な物を創っているのなら、どうぞ御教示下さい。
貴方なら、何時でも大新聞や大週刊誌に掲載されるのですから、宜しくお願いします。

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