賢者と知性、愚者と感情:日本の週刊誌と海外メディアの比較

2010年12月号のニューズウィークの見出しを日本の週刊誌広告と比較。北朝鮮軍部の独走、インドの銀行危機、イラン大統領弾劾、米国の全身透視スキャナー論争、欧州財政危機など、全ての記事が検証に基づく署名入り記事で構成されていることを紹介。虚構や感情ではなく、知性と検証に裏付けられた真のジャーナリズムの姿を示す。

2010年12月4日のエッセイ。筆者は、日本の週刊誌の広告と「ニューズウィーク」誌の表紙および見出しを比較し、その内容の質の高さを称賛する。北朝鮮の軍部独走やイランの大統領弾劾、各国の政治・経済問題、国際関係など、多岐にわたる深刻なテーマを扱う「ニューズウィーク」の内容が、日本のマスコミの報道と対照的であると指摘。無駄な要素が一切ない同誌の構成と、署名入りの記事が示す、ジャーナリズムの真の姿を強調し、賢者と愚者、検証と虚構の差を浮き彫りにする。

賢者と知性、愚者と感情、検証と虚構。
2010年12月04日


今週号のニューズ・ウィークの表紙から前段までの見出しです。
皆さまが、新聞下段や電車の中吊りで目にする日本の週刊誌の広告と
比べて見てください。

北朝鮮
軍部の独走
「先軍政治」で肥大化した軍部ぱ制御不能 もはや金正日の権力は絶対ではない
インド「弱者の銀行」に危機
IRAN
身内も大統領に不満爆発、弾劾計画が浮上
THE UNITED STATES
全身透視スキャナーは体に悪い?
BRAZIL
治安部隊と麻薬組織の衝突は進歩の証し
BRITAIN
学生デモで同情を集めるキャメロン首相
RUSSIA
メドベージェフ見かけ倒しの改革
ISRAEL
アメリカとイスラエルが中東和平で化かし合い
TAIWAN
テコンドー判定で台湾が韓国に激怒
CHINA
胡錦濤が領土問題で強がるのは
INDIA
政権を揺るがす史上最大の汚職疑惑
CHINA
「黒人印」歯磨きが売れる 中国の人種差別度

欧州危機でドイツに怨嵯の声

オバマの新経済顧問は金融危機の生みの親?

マードックiPad新聞の怪しい勝算

ヨーロッパ「高すぎる理想」のツケ

財政危機 福祉国家と地域統合という2大事業がアイルランドの危機を招いた

この感じで、さらに、本文からラストまで、続きます。
無用・不要なものは何一つありません。
勿論、全部、記者署名入り。



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