震災後の「正常」の愚かさ:株式市場と日本のリーダーシップへの批判的考察
2011年3月13日・14日、筆者は震災直後の東証休業や短期売買禁止を訴え、20世紀資本主義の幼稚さを批判。
日本が持つ「奇跡の復興」の歴史と、人類史上最高の声を世界に響かせる機会を逃したことを指摘し、真のリーダーシップの必要性を説く。
2011年3月13日と14日に書かれたブログ記事。東日本大震災直後の対応をめぐり、著者の厳しい視点が展開されています。
特に、大災害の最中に平常通り開場した東京証券取引所を「痴呆」と断じ、世界に日本の威厳を示す機会を失ったと批判。
真のエリートやリーダーであれば、即座に市場を閉鎖し、国を挙げての復興を世界に宣言すべきだったと訴えます。
また、建設関連株の暴騰や、ネット上の「上品」な声が世界に届いた一方で、日本のリーダーシップの「下品」さを嘆いています。
無題。
2011/3/13
100歩譲ったって、わずか40分後には、あの、これまで誰も見た事がない映像がNHKで流れたんだから。
その瞬間に、自衛隊全軍出動を含む、ありとあらゆる対策を講じるのが、本当のエリート、頭というものだろう。
純粋な心だったら、常に心眼が開いている心なら、…真の大将なら出来たこと。
東証には、この20年超の痴呆テレビと同程度の人間達しかいない…。
世界中の人間は同情したが、…やっぱり、20世紀資本主義の餓鬼達が…「こんな時だから…」、などと考えることは、私の予想通り、有り得なかった。
東証は、今、りーマン・ショックに匹敵する様な売り込まれ方をしている。
これを本当の馬鹿という。
この20年超、世界に向かって何も発信できなかった体制の象徴。
例えば、何故、以下の様な事を、世界に向かって宣言できない。…
東証のエリート達よ。…
今回の人類史上最大級の地球異変に依る大災害にかんがみて、当分の間、休業します。…
日本は、何処の国よりも早く、この未曾有うの大惨事を克服、一気に我が国の経済力を総動員して、日本の国力を回復しますから、どうぞ、見守り下さい。
状況が落ち着き次第、再開致します。…
と。何故、言えぬ。
その一声を上げる、上げないが、どんなに違うか。…
此処に集う…中略…資本主義をやっている人間達は、本当に偉い人たちだ。
立派だ。…
お望み通り、山ほど勲章を上げるよ。
2011/3/14
何故?東証は声を上げるべきだったか…。
株式市場については誰もが予想していた通り、建設関連銘柄は暴騰=鹿島を筆頭に、軒並みストップ高。
こうなったら、災いを転じて福と成すで、頃合いを見計らって一気に買いに入る。…日本は負けない、日本人のdecencyは、今回の様な人類史上最悪のcatastropheにも打ち勝つ。この人類史上最高のdecency に準拠した日本企業の優秀さは世界最高レベルであることを世界に再認識させましょうぞ。
ほんまに、20世紀資本主義の餓鬼達は、昼休みの間にも、日経先物を目まぐるしく乱高下させている。
今回の未曾有のcatastrophe に対しての世界の人々の心と…ロシアや中国ですらだ…20世紀資本主義の振る舞いは…民主主義と資本主義は相反するものであることを証明していると私は思う。
良い様に解釈したとしても、…今回の事が経済に与えるダメージを計っているのだと…、それでも、東証は、数日間は休業すべきだったと私は思う…そうしても世界の誰も文句は言わなかっただろうし。
20年超前に、日本に、「文明のターンテーブル」、が廻ったのは、…あの史上最悪の戦争の結果としての焼け野原から…短期間での、焼夷弾に依る日本中の都市の破壊と、ヒロシマ・ナガサキを経てだ…世界中が知っている「奇跡の復興」を成し遂げる過程で…。
私たちは、無階級、無イデオロギー、無宗教という人類史上初めての文化を作り、人類史上唯一の、正しい覇権国家として20世紀に登場したアメリカに…屹立して…世界を支えリードする国として、「文明のターンテーブル」、が廻ったのだ、と、私は、「第一章」、で書いた。
この時に、世界中に、私たちの声=Bran-New Voice=を、世界中に響き渡らせるべきだった時に、…私たちの国の、たへばなやほへたちに代表される愚か者たちは、このことを、ただ単にバブルと名付け、…たへばなが開始した、「政治とカネ」、という虚構を深化させて、本当に有能な者は、そうそう現れる訳では無いのに、血祭りに上げ続け、この声=人類史上最高の声=New Big Voice=Bran-New Voice=を、世界中に響かせる=Echo=させる機会を逃してしまった。
それを今回、東証は出来るチャンスだったのです。…政治がやるべきではないか?って、…本来、3月11日にも退陣すべきだった様な執行部に、そんな事は出来る訳がないじゃないか。…
自分たちの首が繋がった算段…その事を効果的に演出する、このcatastropheさえも…先ず第一に、己らのチャンスに捉える様な、「下品」たち、に、世界最高の、「上品」、な声を、世界に響き渡らせる等と言う事は出来る訳が無い。
響かせたのは、私の読者の中…今、ハーバード、ケネディ・スクールで成すべき勉学をなしている人の様な、無名の誰かがブログに書いた言葉…イギリスの、「インディペンデント紙」に、掲載されたというではないか…
「私たちの祖先は…祖父母の時代から、あらゆる困難に打ち勝って来た。だからわたしたちは負けない…」
〈屈強な国〉と題して掲載されたという、このブログが、私のものでなかったことは、ちょっと残念だったが(笑)