2011年3月16日 ― 垣間見えるのは「責任転嫁体質」

2011年3月16日、筆者は官房長官会見ににじむ“責任転嫁体質”を批判。物資不足を国民の買いだめや風評のせいにする姿勢に異を唱え、事実に基づく迅速な対策と情報公開を求める。大阪府の公営住宅提供やボランティアの動き、原発への自衛隊放水映像に触れつつ、為替の協調介入で円高を是正し「災い転じて福と成す」べきだと主張する。

2011年3月16日、筆者は官房長官の記者会見における「責任転嫁」の姿勢を厳しく批判。政府の無策を棚に上げ、国民の行動(チェーンメール、買いだめ、風評被害)に問題を転嫁する体質を指摘する。大阪府の公営住宅提供を称賛し、架空の映画「O首相の決断」で、理想のリーダーシップと現実の落差を描写。株式市場の混乱や急激な円高を引き起こした資本主義の欠陥を糾弾し、真のリーダーシップと国民の決意が国を救う鍵だと主張する。

垣間見えるものは…責任転嫁体質。
2011/3/16
官房長官の記者会見を見ていて、同じ事に気づくのである。
最初の原発についての会見の時、何が起きて、どうなっているのかを知りたい国民の前で、彼が言った事は、チェーン・メールが云々。
今日、第一回目の、被災地で物資が足りない事への説明では、ガソリン等の買いだめを止めてくれ。
そして、夜に流れた二回目の会見では…放射能を怖がって物資を届けない人たちがいるが、風評に惑わされないでくれ…岩手県の各地や、気仙沼を始めとした宮城県の各地への物資輸送が全く為されていない事は、その事には関係がなかろう。
つまり、この執行部の体質とは、自分達の無策、未熟さ、経験のなさ=自分達の責任=を棚上げして、取るに足らない一部の国民に責任を転嫁する体質。
私は、このような執行部を作る事に、大いに肩入れした者たちの事を、決して忘れてはならない。
それが真の民主主義を作る第一歩だと私は思うからだ。
繰り返しになるが…その為に、全ての死は在ったのだと…そうしてこそ唯一の供養になるのだ。
私は、そう思う。

大阪府が、空家になっている450戸の公営住宅を被災者に提供する、着のみ、着のままで来て下さい。と
大阪府が、空家になっている450戸の公営住宅を被災者に提供する。…大阪に限らず、空家になっている公営住宅は、今、結構あるはず…と、夕方の関西地区ニュースで流れたものを、大阪府のHPで確認したら、その通りだった。…被災者の方は、着のみ、着のままで来て下さい。と

Kisara監督に依る映画、「O首相の決断」
時は、2011年、3月11日。未曾有の大地震が発生した事を、その研ぎ澄ました本能、危機管理能力で感知したO首相は、急遽、緊急、国家安全保障会議を招集した。
間髪を於かず、東電から、福島原発に於いて、非常電源用重油タンクが津波で流され、冷却水に問題が生じている旨の緊急連絡が入った。
その時、NHKに空前絶後の映像が流れたのを見た、現代の家康との誉れも高いO首相は、被災地の速やかな物資輸送及び救助活動を全軍体制で為す事を自衛隊に命じ、即、日本中から被災地に向かわせた。
この時に、二次災害が懸念されますので様子を見なければ、と、進言した官僚を、O首相は一喝した。
「これほどの、未曾有の大地震、及び大津波が、もう一度、起るならば、世界も潰れる。全ての責任は俺が取る。その懸念は無用だ。それに全てのヘリ、全ての飛行機が既に被災地に向かっておる。
原発については冷却水確保の方策を尽くすと同時に、万が一の時には、自衛隊の中の精鋭に緊急出動に備えるように命じた。
冷却水の投入を開始して程なく、予想されていた水素爆発が発生して建屋が吹き飛んだとの報告が。
O氏は、空からの冷却水投下を決断し、待機させていた自衛隊の精鋭たちに電話を入れた。
「貴方がたの働きに日本国の命運が掛っている。放射能防御服は万全か。万々一の事が有った場合には、貴方たちの家族の事は、国が、一生、責任を持つ。国を救ってくれた英雄に相応しい待遇で処遇することを、日本国首相であり内閣総理大臣にして日本国の全権責任者であるOは、皆さんに約束する。国のために、日本国民全てのために、必ずや成功させてくれ」
「Yes. Sir. 」
決意と覚悟も新たに基地を飛び立った隊員達の全てが見事に任務を果たし、全員がピンポイントで、水の投下に成功し、未曾有の災害に依ってもたらされた原子力の危機は解決されたのだった。

くめっとさん、頑張って下さい。
今しがた、アメーバで読みましたよ、とペタをくれた、くめっとさんのブログです。
…水戸ではなく宇都宮経由で郡山に入ることになりました。
かき集めた物資を届けて、かたづけ等、お手伝いをする予定です。
いつ東京に、お家に帰れるか全くわかりません。
みなさんも気をつけて生活してください。
状況はまたご連絡します。
http://ameblo.jp/kumetto/entry-10829781272.html

特に、この20年超に酷くなった、ありとあらゆる「おためごかし」を終焉させなければ…。
今回、露わになった不手際…助かる可能性の有った者を殺し、これ以上ない被災を受けた多数の人たちに…防げた…苦しみ、必要以上の忍耐を与えた責任は、実は、たへばな、ほへ、或いは、三井環氏が、その著書で書いたところの、「けもの道」、を使った者達…これらの者たちが為した世論形成に与した国民、政治家全ての責任なのである。…理由は後述する。
昨日から今日にかけて、私の文章へのアクセスは、アメーバ、goo、FC2に於いて、記録的に増加していた。
私は、去年7月16日に、思い余ってネットで書き出す事にした時から、「文明のターンテーブル」、は、日本の中枢に届いている確信を持っていたのだが。
今、NHKの画面で、自衛隊が原発に、水を投下している映像が流れた…最初の3号機への1回目は見事な命中、4号機への2回目はちょっと拡散したが殆ど命中。
3回目、4回目も同様。
昨日、深夜にKisara監督が撮影した、「O首相の決断」、を、執行部が見たのかもしれないな(笑)
それはさておき、昨日、逆の事をした映像は多くの方が見たと思う…あの映像が指し示していたものに、冒頭の者たちが為し続けて来た罪が在るのだ。
引き返し、水を海中に捨てていた自衛隊員には何らの落ち度もなく…何故なら、軍隊組織とは、上官の命令には絶対服従…これは米国に於いても同じこと…なのだから。
つまり、全ては最高責任者の責任…「人命尊重」、という口先だけの、「おためごかし」、が横行して来た、この20年超の結果だったのです。
大体、田中角栄を、他の国は何処も事件にしなかったのに、日本だけは、ご存じの大騒ぎをして、言わば冤罪で、葬った様な人間達に、「人命尊重」、等と言える口はなかったのだ。
2年前からの、小沢一郎氏に対しての有り様は言うに及ばず。
言える口を持たない人間が下したのが昨日の結果。
Kisara監督の、「O首相の決断」が上映された後の結果が、今の映像。

急激な円高…株に続いて今度は為替で。この資本主義の餓鬼達ほど度し難い輩はいない。
今は、標題以上の事を書く必要もなかろう。月、火曜日に日経先物、及びザラ場でも空売りを掛け、莫大な利益を上げだけでは飽き足らず。
今度は為替なのだから。 ごく単純に言えば、開いた口も塞がらぬが、私は、21世紀の空海としていう。
貴方がたは、「下品」、の極み。三途の川で閻魔大王が待っているだけだ。と
言うまでもなく、この様な者たちもいれば、宮崎の噴火で風評被害に在った農家の野菜を、個々の農家から通常の値段で買って、今回の被災地の避難所の方たちに野菜を届けているボランティアの女性を、今朝のNHKは伝えてくれた。
一口3,000円の義捐金=購入資金を募っていた…その野菜はすでに避難所に届いているだろう。
前者の様な者たちと、後者の様な方たち。
これが現代の、「地獄と天国」だろう。
閑話休題
執行部よ、災い転じて福と成す、だ。
今こそ、G8、G20の各国に…特に米国に、協調介入=円安誘導を頼み込むのだ。
そうして、一番良いのは一気に円安に持ち込んで、前者の様な者たち…金は天国、心は地獄…を、金も地獄にたたき込んでやれば良いのだ。
今すぐ、各国に強烈にお願いすべし。
本当に犠牲者、被災者を悼む気持ちが有るのなら、決死の気持ちで、そう出来るはずだ。
今は、その事を強烈に成すことこそがdecency なのだから。
一切の遠慮は要らぬ。

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