妙法蓮華経 ― 大乗仏教を代表する経典とその漢訳の歴史
2011/7/31…妙法蓮華経について…ウィキペディアから。
2011年07月31日
法華経(ほけきょう、ほっけきょうとも)は、大乗仏教の経典「サッダルマ・プンダリーカ・スートラ(saddharmapuNDariika-suutra、सद्धर्मपुण्डरीक सूत्र)」(「正しい教えである白い蓮の花」の意)の漢訳での総称。経の字をはずすと「法華」になるが、これは一般に「ほっけ」と発音する。
それぞれの意味はsad=「正しい」「不思議な」「優れた」など、dharma=「教え」「真理」、puNDariika=「因果倶時・清浄な白蓮華」、suutra=「仏の説いた経典」。
この経典に対する漢訳は十六種類が行われたとされるが、完訳が現存するのは『正法華経』(竺法護訳、2世紀)、『妙法蓮華経』(鳩摩羅什訳、5世紀)、『添品妙法蓮華経』(闍那崛多・達磨笈多共訳、7世紀)の三種である。漢訳仏典圏では、鳩摩羅什訳の『妙法蓮華経』が、「最も優れた翻訳」として、天台教学や多くの宗派の信仰上の所依として広く用いられており、「法華経」は「妙法蓮華経」の略称として用いられる場合もある。
なお、鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』観世音菩薩普門品第二十五は観音経として普及している
…後略。