2011/3/26 ― 知恩院「白木の棺」と、失敗の代償を取らぬ政治・言論への怒り
AERAの謝罪記事を手がかりに、原発初動を誤らせた政治とそれを支えた言論の責任を糾弾。知恩院「白木の棺」の故事にならい、失敗の代償と覚悟を問う。
2011年3月26日に書かれたブログ記事。東日本大震災と福島第一原発事故における政治家やメディアの対応を厳しく批判。特に菅直人元首相の初動の不手際を非難している。知恩院の「白木の棺」にまつわる棟梁夫婦の故事を引き合いに出し、政治家や言論人に「潔さ」と責任感を求めている。
知恩院七不思議の一つ、白木の棺…知恩院のHPから。
2011-03-26
(文中敬称略)
私は、週刊朝日、ニューズ・ウィーク、アエラを購入しているのだが、アエラは、小沢一郎に対する報道の仕方に呆れて殆ど読まなくなっていた。
今日、サンデーか朝日で、アエラが放射能の記事について編集長が謝罪した、と、いう記事が載っていたので、引っ張り出して読んでみた。
本当に腹が立って来た。…こんな状況に悪化させた事は間違い視察だったはずと、私が糾した事を、昨日の週刊朝日は完ぺきにジャーナリズムそのものとして伝えてくれた訳だが。
こうなる前に初動の段階で防げた可能性が大であったものを、悪い方向に持ち込んでしまった、大馬鹿野郎と言っても言い足りない、とんでも野郎な管直人に肩入れし、小沢一郎を、ずっと悪人扱いし続けた、お前達の責任は、どうなんだ、と、本当に腹が立って来た。
各紙を読めば読むほど、許せない話なのだから。
悲しみは簡単に消えるものではないが…一生、消えないだろう…だが、今は悲しみに浸る時期は過ぎたと思う。
初動の時の致命的なミス…事後の報告の不誠実さ…このど阿呆を即刻首にして、小沢一郎を首班とした、史上最強の土建国家構築内閣を、即刻立ち上げるべき時なのだ。
管直人は、民主党の議員が言った通り、万死に値するのである。
以下は知恩院七不思議の一つ、白木の棺…知恩院のHPから。
知恩院三門建立を秀忠に命じられた大工の棟梁三門楼上に二つの白木の棺が安置され、中には将軍家より三門造営の命をうけた大工の棟梁、五味金右衛門夫婦の自作の木像が納められています。
彼は立派なものを造ることを心に決め、自分たちの像をきざみ命がけで三門を造りました。
やがて、三門が完成しましたが、工事の予算が超過し、夫妻はその責任をとって自刃したと伝えられています。
この夫婦の菩提を弔うため白木の棺に納めて現在の場所に置かれ、見る人の涙を誘います。
特別拝観最終日だった3月21日に、私も観た。
何と言う潔さというか、この時代の人間の在り様に何事か感じない者はいないだろう。
政治家や言論人と言うのは、そういうものを持っていなければ話にもならないのだと私は思う。
私が言っている事の真意が知りたいと思う方は、今日、17時に号外として発行したメルマガで読んで下さい。
これらに関係した者たち総べては、五味金右衛門夫婦の故事を噛みしめるべきだと私は思う。
立花以降、「政治とカネ」、の虚構をやり続けて来た言論人たち。
平成4年に、国民の血税云々の正義感の大合唱=コーラスを先導した山田等、民主党を政権奪取できる勢力に、終に拡大し、その時の代表だった小沢一郎に対する、反民主主義そのものであった権力の横暴、或いは暴走…それこそは、60数年前に日本を史上最悪の戦争に導いた忌むべき 態様の名残であって、いやしくも言論人、或いは民主主義を標榜する政治家ならば、間違っても与してはいけなったのに、与した人たち。
彼らは、みな、明治維新は本質的な事に於いて不必要なことを為した…特に、近世以来、日本が、何故、世界史でも稀にみる、強い国家だったのかという事…国家の土台=各藩(国々)が盤石だった…、その理由を知る頭もなく。
尊王攘夷…明治維新の悪しき部分を知らず…何かと言えばすぐに…143年経った今も、維新等と言う言葉を使う…その低能の行きついた先、作ったものが、現内閣、現政権であり…3月11日までの数々のお粗末の総仕上げの様に…ここまで拡大する事は防げた可能性が大であった福島原発問題を、現状の様なものとしてしまった様な政権、内閣を作った。
これらに関係した者たち総べては、五味金右衛門夫婦の故事を噛みしめるべきだと私は思う。