福島に信じ難いダメージを与えた首相を選んだのは、貴方がた以外にいない(2011/3/27)
福島第一原発事故をめぐる初動の三つの致命的ミス(視察での作業停止、米国支援の拒否、海水注入の遅延)を列挙し、こうした首相を“選択”し世論を形成してきたメディアの責任を厳しく追及。海外識者や戦後白書の言葉を援用する論調の問題点を指摘し、「政治の弱さ」を作ったのは他ならぬ彼らであると断じる。
2011年3月27日のブログ記事。筆者は、東日本大震災と福島原発事故における菅直人首相(当時)の対応の失敗を、メディアの責任だと厳しく追及している。メディアが「政治の弱さ」を批判しながらも、実際には強い政治家(田中角栄や小沢一郎など)を叩き、現在の弱い政治状況を作り出したのはメディア自身であると主張。エリートであるメディア関係者こそが、国民に甚大な被害をもたらした責任を負うべきだと糾弾している。
福島に信じ難いダメージを与えた首相を選択したのは、貴方がた以外の誰でもないのですよ。
2011-03-27
(文中敬称略)
彼らは、いつも、こうなのですね。
小沢一郎に対する執拗なバッシングを為していた時、駄目押しの様に、枕に持ち出して来たのが、サイデッガーの「正義」論だった。
サイデッガーも、まさか小沢一郎をバッシングするのに、自分の論が使われるとは思いもしなかったでしょうが。
今回もまた、全く、同じ三段論法なのですね。
JPモルガン・チェースの日本法人。…米本社から駆けつけた最高経営責任者(CEO)のジェイミー・ダイモン(55)…世界が市場を通じて再評価したのは急激な円高など数々の試練を乗り越えてきた日本の企業やそこで働く人々だった。その一方で世界が不安視するのは政治の弱さだ。
米ブルッキングス研究所が18日、ワシントンで開いた討論会。
同研究所北東アジア政策研究部長のリチャードーブッシュは今回の震災が高齢化や人口減、政府債務の膨張など数々の難題を抱える中で起きたと指摘。「日本の危うさは政治家たちがやがて『いつもの日常』に戻ってしまうことにある」と訴えた。
この二人の米人を使い、最後に都留重人らの「望まぬ現実には目をおおい、望む方向には事実をまげようとする為政者のきょうだな態度は、はかり知れぬほど国民にわざわいした」を使って。
この言葉が自分達に向いている言葉で有る事にも気づかない頭脳で。
貴方がたは、この20年超、実質的な為政者は、貴方がたで在った事を、知らぬと言う訳ではありますまい。
この文章は、貴方がたの事。特にこの期に及んでいる事態を作った…初動の時に愚かな…多分、起死回生の晴れ舞台、と思ったんでしょう…①視察の為に、東電が、何も出来なかった6時間。
②12日未明、米国からホットラインで届いていた支援申し出をあっさり断った。
③1号機が爆発した12日の午後7時55分に、海水注入を決断するまでに半日以上の時間を費やした。
これらの致命的なミスを連続して為し、史上最大級の地震と津波の惨禍に耐えていた国民に、どえらい恐怖を与えただけではなく、「美し国」、福島に信じ難いダメージを与えた首相を選択したのは、貴方がた以外の誰でもないのですよ。
その一方で「世界が不安視するのは政治の弱さだ」…田中角栄、小沢一郎、これら本物の、国を守れる…田中角栄が、居合抜き一閃で、日中友好条約を結び、日本を救った…守った事は、知らぬ訳ではありますまい…
強い政治家を、…反民主主義的な権力の横暴に追従して葬る事に血道を上げ、…「政治の弱さ」、を作って来たのは、貴方がた以外の誰でもない。
一生働いて、年収500万円に甘んじる、95%の国民は…そんな事は考えなくてもいい安穏と引き換えに、「家族4人の幸福」、を生きているのだから。
福島原発の現状をもたらしたのも、この20年のデフレを作ったのも、今の様な、子供内閣…意見が違う者を受け入れられない者を、子供というのです。
その反対の格好の実例として、今日の朝日、読書欄は、「リンカン」ドリス・カーンズ・グッドウイン著を、久保文明、東京大学教授・アメリカ政治、が書評していますから読まれたら一目了然でしょう。
貴方がたが叩き続けた小沢一郎も、大人の政治家で在る事も無論。
貴方がたが政治を為して来た結果の20年超なのだって事に気が付きませんか?
年収1,000万円以上の高給取りであり、老後まで安泰なエリートしての人生にいる…国民の、実際は1%でしょう…貴方がたなのです。
全ての責任は、貴方がたに在るのです。