今日に至っても、物資が届いていないとは、一体、どうしたことか、と。

NHK報道で判明した物資不足の長期化を受け、筆者は官邸の機能不全と人事を批判。東北人への敬意を述べつつ、復興の適任者として小沢一郎の起用と首相の退陣を主張する。マスメディアが形成した世論の責任にも言及し、被災地の正確な報道と現場支援を求める。結論は「作られた政治を変えるしかない」。

2011年3月28日および29日のブログ記事。筆者は、東日本大震災の被災地に未だ物資が届かない現状を嘆き、その原因を菅直人首相の「引きこもり状態」と、震災復興担当に就任した仙谷由人氏の資質に求めている。首相の原発視察が「勉強のため」だったという発言や、「神のみぞ知る」発言を引用し、政府の責任回避的な態度を強く批判。また、メディアが作り出した「弱い政治」がこの事態を招いたとして、メディア関係者に自己の罪を償うために原発に向かうべきだと主張している。

今日に至っても、物資が届いていないとは、一体、どうしたことか、と。
2011-03-28
(文中敬称略)
朝、NHKを見ていたら、未だに、被災地の人たちに満足に物資が届いていないという。
出処進退の時すら逸しただけではなく、福島に、日本に、とんでもないダメージを与えたしまった首相が官邸に「引きこもり状態」であると日経が伝えていた事は既述の通り。
彼が、どさくさに紛れるようにして、早速、復権させ震災復興担当に任じたのは、徳島出身の仙谷…私は、この男が唯一、使命の様にして取り組んでいるのは、どうやら日韓関係らしいと、先般、知っていた。
私は、彼が、東北人の…安達太良山、磐梯山、蔵王、岩手山の、…おおよそ、まともな日本人の方なら、どなたでも知っている…見事なほどに美しく、かつ雄大な山脈と、広大にして肥沃な大地…日本一美味い米や酒を算出する事は無論。
400年前に、伊達正宗が、ローマ法王に、支倉常長を隊長とした使節団を送った、どこまでも遥かな太平洋と、リアス式海岸の例えようもない美しさに育まれてきた、東北人の、高貴な魂を、…口数は少ないが、心に熱いもの、温かいものを持っている…人を騙すだとか、嘘を着くだとかとは無縁の人たちだ…上記の男が共有できるとは、これまでの立ち居振る舞いを見たところでは思えない。
それどころか、とっちゃん小僧よろしく、どこまでも小沢一郎憎しとして、東北の、特に、岩手の人たちの救済は遅れても良いなどと…そんなことはあるまいが。
思っているのではあるまいか、と、私には珍しく邪推が過ったほどに、今日に至っても、物資が届いていないとは、一体、どうしたことか、と。

その慨嘆が日本にもたらすマイナスの大きさを考えれば、慨嘆している場合ではないのです
言うまでもなく、事を成就するうえで、最も大事なものは、心の底からの熱い、厚い想い。
今回の東北北関東大震災の復興を担うのに、その経験、実績、力量、識見…ありとあらゆる全てに於いて、小沢一郎以上の適任者はいないことは、全国民周知の事実だろう。
「望まぬ現実には目をおおい、望む方向には事実をまげようとする首相のきょうだな態度は、はかり知れぬほど国民にわざわいした」 というような事に既に成っているのではないか。
おおよそ、名君ならば…昨日、朝日読書欄が取り上げた、リンカーン、ならば、誰に頭を下げ、お願いしたかは言うまでもない。
小沢一郎を副総理に据えて…辞めるか、自ら完全防御服を着て、福島原発に、己の命を賭して、復旧作業にあたって国を、日本を、国民を救う位のことをしなければ、もはや、その罪は贖えない立場に在る首相なのだから、尚の事。
小沢一郎に対して、これまでの非礼、無礼を詫び…彼は即座に許す…貴方とは違って、彼は大人(たいじん)なのだから…日本を救い、復興するために、獅子奮迅の働きをなしてもらい、貴方は退陣する。
さすれば、名君として称賛されたものを。
嗚呼!駄目な人間という者は、どこまで行っても駄目なのか!…けれども、その慨嘆が日本にもたらすマイナスの大きさを考えれば、慨嘆している場合ではないのです。
日本のマスコミで働く…約3万人の方たちは…。
日本のマスコミで働く…約3万人の方たちは、これまで、簡単に言えば、国のために、言論を為してきた訳です。
その結果として、現首相を選択し…その様に世論形成をなして…現在の福島原発の状況を作っている訳ですから…これまでの原発建設に関しての報道においても同じこと。
平均給与日本一の、高給取りの威力を今こそ発揮して、…被災地の情報を正確に、的確に報道する本物のジャーナリスト魂を持った者たちだけは、被災地や、本社に置いて、…後は全員、…世界最高品質の完全防御服を買い求め、福島原発に向かうべきだろう。
特に、実力者たち…論説員やキャスターたち…皆、一番の高給取りだ…は最前線で…それだけが、貴方がたが、今、為すべき事、日本に対して、国に対して、貴方たちが犯した罪を贖う、唯一の手段だと私は思う。
こういう最悪の事態をもたらした人間とその内閣、これを作った有り様…これを変える事は出来る。
(文中敬称略)

くりきんとんさんが電話をかけてきた。
「福島原発の水が海に流れたら…」
私は言った。
「そんなこと、後付けみたいに言ったってしょうがない。起きている事は終わったこと。終わった事は何とか解決するしかない。うまく処理できる事を願うだけ。それを処理する事はわたし達には出来ないが、出来る事が一つだけある。」
「こういう最悪の事態をもたらした人間とその内閣、これを作った有り様…これを変える事は出来る…それをこそ、やらなきゃ駄目なんだ。後付けの事をいくら言っても仕方がない。…それを作った者を、今、ある形の背後に在った神を、その仕組みを直す事は出来る。」
「それをやらなきゃ駄目なんだ。私が書き続けているのは、それを伝えるため。…あなたは、私の身近に居ながら、日本一、不熱心な読者だから分からないだろうが。」
…彼女は、現代の難病に罹って、人生設計を棒に振った時に、ネットだけが外界と繋がる術だと思い込み過ぎた人…その延長で、今でも、ネットの様々な情報を見る事が人生の一部の様に成っている部分があることを知っているのだが。
書いていて猛烈に思う事がある。
とにかく、管内閣は早期に変えなきゃ駄目だ、と。
表向きは何事かやっている様に、国民の前に現れるが、実際の仕事は全部、官僚任せなんていう政治家たちに、何の意味が在る。
日本一の高給を払う意味が何処にある。
私が言い続けて来た事…官僚が前例踏襲、責任回避になるのは必然、その理由も書いた章を読んで下さい。

「首相、勉強のため視察」 原発問題 軽い言葉…今朝の朝日から。
2011-03-29
原子力安全委員会の班目春樹委員長は28日の参院予算委員会で、東日本大震災の発生翌日の12日に菅直人首相が福島第一原子力発電所を視察したことについて「総理が『原子力について少し勉強したい』ということで、私が(視察に)同行した」と語った。
首相の原発視察に対しては野党などから東京電力の初動対策が遅れるなどの悪影響が出たのではないかとの指摘がある。首相の視察が単に「勉強のため」だったとすれば、論議を呼びそうだ。
ただ、班目氏は「総理が行かれたことで、特に何か現地で混乱があったとは承知していない」とも述べた。
原発問題 軽い言葉
池田元久経済産業副大臣は28日の参院予算委員会で、福島第一原発の事故について「私としては予見しうる最悪の事態を考えて(対応して)いる。それ以上は神のみぞ知るだ」と答弁した。
自民党の磯崎仁彦氏が「危機管理上、最悪の事態をどう考えるか」と質問したのに答えた。「最悪事態神のみぞ知る」
池田経産副大臣すぐ撤回
野党が「当事者としてふさわしくない」と反発して一時審議が止まった。
池田氏は「最大限将来を予見して安全対策にあたらないといけないというのが真意だ」と釈明し、「神のみぞ知る」発言については「おわびして取り消します」と陳謝し、撤回した。

*こんな、「結構毛だらけ、猫灰だらけ」内閣を、どんな理由が有って、何の為に選択し、どうして存続させなければならないのか。
わたし達は、原発食い止め作業には赴けないが、マスメディアが誘導して作った政治を変える事は出来る。
何故?…それは、たった3万人のマスメディアと、その周辺生息者たちに依って作られたものだからだ。
テレビばっかり見ていた痴呆国民がこれに乗っかったのだが…目を覚ます事は出来るし、今回の事で、目を覚まさなかったら、それは日本ではないし、アメリカに屹立して、後、170年、世界をリードして行かなければならない日本国民は、皆、目覚めたはずだ…。
記事に依れば、…多分、ネットの2チャンネル的な、下種の極みの様な所での話だろうが、…小泉純一郎待望論が出ていた等と紹介していたが…日本人は、そういう阿呆ばかりではないはずだと私は信じてる。

原発対応 連携に影 独自の専門家増強-情報共有に支障も…今朝の日経から。
2011-03-29
福島第1原子力発電所の事故への対応を巡り、首相官邸内で東京電力や経済産業省原子力安全・保安院への不信感が強まっている。
菅直人首相は東日本大震災後、原発の専門家ら6人を相次ぎ内閣官房参与に起用。
東電への疑心が首相を官邸の体制強化に走らせ、結果的に官邸、東電、保安院の情報共有など3者連携にひずみを生む悪循環に陥りつつある。
足並みが乱れれば危機対応に支障が出る恐れがある。
28日午前、官邸では枝野幸男宣房長官や仙谷由人貢房副長官らへのあいさつ回りをする田坂広志多摩大大学院教授の姿があった。
田坂氏は東大大学院で原子力工学を学んだ経験を持ち、近く内閣官房参与に就任する。
総勢15人。内閣官房参与の異例の増員は首相の強い不信感の表れだ。「東電や保安院から情報が出てこない」
首相は最近、親しい関係者にこう不満を漏らした。
22日には官邸に保安院の寺坂信昭院長と原子力安全委員会の班目春樹委員長を呼びつけ「もっと連携をよくしろ」と叱責した。
新たに起用された6人のうち4人は、東電や保安院の情報に頼らない 「セカンドオピニオン」「サードオピニオン」との位置づけ。
本来は東電や保安院と一体となって事故対応に臨むはずの官邸だが、東電と距離を置いているように見える。
「放射線の測定は安全確保の大前提。間違いは決して許されるものではない」。
枝野長官は28日の記者会見で、同日朝に官邸に東電関係者を呼びつけ、こうしかりつけたことを明らかにした。
福島第1原発2号機のタービン建屋内にたまった水の分析で東電が放射線量の発表の訂正を重ねたことを批判したものだ。
事故発生直後に原子炉の圧力を下げる「ベント」と呼ばれる作業が遅れたことについては「(官邸側は)早くやるよう繰り返し東電に求めた」と主張。
地震発生翌日の12日朝に首相が視察を敢行したことで作業が遅れたとする見方を否定した。
一方、原子力安全委員会の班目委員長は28日の参院予算委員会で、視察の背景に関して「首相が『原子力について少し勉強したい』ということで私が同行した」と答弁。
首相の判断を強調した。
首相は福島第1原発の事故による避難指示を半径20キロ圏内にとどめた判断については25日の記者会見で「専門家の集まりである原子力安全委員会で分析、判断していただいた中で決めた」と述べ、安全委員会の責任を強調してみせた。
官邸、東電などがそれぞれ責任を回避するかのような話しぶりも目に付く。

*これほどの愚者を、選んだのは、選ばせたのは誰か?

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