死を越えて生きる使命 ― 8ヶ月の入院と文明のターンテーブル

2011/12/17
8ケ月の入院を経て医師と看護師の献身を知り、病と社会的ストレスの因果を実感した体験。
回復後に見出した日常の喜びと「文明のターンテーブル」第一巻への確信。

実は、私は7ヶ月超、入院していたのです。その間、三度のリフレッシュ退院(ほぼ1週間)は、ありましたが。どれほどの大病だったかと言いますと、既述したような本当に素晴らしく有り難かった主治医の先生が、或る時、事もなげに仰った言葉に尽きていると思う。
「この病気について確実に言える事は、もしも治療をして居なければ1ヶ月以内に100%死んでいたと云う事です」

お医者さんは病気の因果関係等を論じたりすることはなく、ただひたすら治療・治癒に全力を注いでくれる本当に有り難い存在である事を、私は、物心着いてから初めての入院でしみじみ知る毎日だった。
彼等を支える看護師さん達の、献身的にして、この世で最も高貴な働きぶりも。

私が、この病に倒れた時、実感として思った事は、ストレス…特に筆舌に尽くし難い悪からもたらされる…腸が煮えくりかえる程の怒り…耐えがたい嘘、耐えがたい人間の悪、それらが、人を大病に追いやるのだと私は実感した。

ジョージ・ハリスンの映画を上映していた映画館をチェックして見たら、今は、「サルトルとボーヴォワール」『お、良いじゃないか、見に行こう』と思ったのだが、開始時刻に間に合わない。
そうだ、紀伊國屋に行ってみよう…知人が言っていた通りだった。思わず買い求めようと思ったほどに(笑)(当然ながら私は自分用の一冊は持っている)。
昨日、私が目にしたものは、「友あり遠方より来る」の彼が、私に話してくれた通りだった。

左端が私、右端が白川浩道。真中に榊原英資、堺屋太一、斎藤精一郎、鈴木淑夫、勝間和代等…そこが私が居る場所。どのページを開いても、貴方は、私の独創…一人の紛れもないGiftedが、
神に与えられた使命を果たしている結果としての言葉…に出会う。

「文明のターンテーブル」 第一巻


                      

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