decent で innocent な 国に花開く奇跡なのである。

今朝の日経新聞、1面の「春秋」は、加藤周一御大の事を書いていた。
小学生で飛び級(五修)した御大は、旧制高校の入試にも四修で挑んだのだが、落ちた。
驚いた事には、芥川龍之介の小説に夢中になって、受験勉強は二の次、三の次になったからだと、初めて知った。
購読者の方がた、購読を決定している方々は、御存知の様に、私は、何故か、高校生時分に、芥川龍之介に傾倒し、その著作の殆どを読んでいたのである。
空海や菅原道真、夢想国師や信長、傑出した才能には、共通した何かが常に在るのである。
それは軽ろんじては成らぬものなのだ。
偉大なる知性は偉大なる国の産物。
犬畜生にも劣る、「下品の悪」を生みだし続ける国や、社会の有様とは違う、decent でinnocentな 国に花開く、奇跡なのである。
この事が分からぬ者は、この世の2割を占める悪人どもか、実は、それに加担する様な阿呆の類なのである。

2012/6/4、京都府立植物園にて。

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