2010年、マスメディアが作った「失われた20年」:内向きな騒動と貧困の連鎖を告発する
マスメディアが日本を貧困化させた20年 ― 内向き報道と円高放置の罪;
戦後の日本経済を支えた大企業の競争力を奪ったのは繰り返される円高と、それを無策で見過ごしたマスメディアである。視聴率狙いの政局報道や虚偽の常套句により社会を内向きにさせ、結果として7人に1人が貧困者となった。若者はキャバレーや派遣に追いやられ、日本社会は疲弊した。マスコミの強制分散こそ喫緊の課題である。
マスメディアはなぜ日本を駄目にしたのか?:円高、人事抗争、そして格差社会の真実;
2010年当時のマスメディア論を通じて、筆者が日本の「失われた20年」の原因と考える事柄を論じています。為替安政策を巧みに利用する韓国との比較から、円高を放置した日本のマスコミの無策を批判。視聴率至上主義が生んだ「内向き」な騒動や政局報道が、貧困層の増加という社会問題を引き起こしたと厳しく指摘しています。
前述した若い知人が電話を掛けて来て「あの後に、日本の企業の管理職以上の人間の英語力が全然駄目、それを指摘していたのですが…」
ならば、尚の事、その大学教授は大馬鹿野郎なのである。
あなたは知らないだろうが、私たちの年代の英語教育は読解力と英作文であってヒアリングは殆どゼロに等しかっただけの事なのである。
世界と相渡る時に、最も重要な物である世界史や地理、或いは読むべき古今東西の書物を読んでいる教養に於いて、サムソンの社員に劣る様な人間は1人も居ない。
この間も言った様に、日本が事有る毎の円高に苦しめられていた時に、韓国は異常なほどのウォン安政策を執り続けていた。
これを繰り返している内に、製品価格力=競争力に取り返しのつかない差、大きな差が付いただけの事なのです。
前述したような私たちの国のマスコミの有り様が、政治家たち、その代表=私たちの国の代表を、徒に、常に内向きにさせてきたのである。
繰り返される円高は、戦後日本を支えてきた優秀な大企業の競争力を著しく奪い続けた。
この事に対して、日本のマスメディアは全くの無策だったのである。
資本主義の根幹である株式市場が下落し続けていた事に対する思慮も彼らの頭の中には全く無かったことは言うまでもない。
勉強し続ける、事象を探求し続ける事が仕事のはずのジャーナリズムが、そうではなかっただけのことなのである。
人のアラを探す様な事に異常なほどに血道をあげ続けた20年だったのである。
政局や、人事抗争…これらは彼らによって仕立てられたと言っても過言ではないのである。
25年以上の内向きの騒動劇の連続だったのである。
組織には、言わば社長が居て社員が居るのは当たり前なのに、社長が居るのは許せない等と言う理不尽な事を常に言ってきたのである。
視聴率を追い求めて、自ら話題づくりをして来た、内向きの大馬鹿国をやっている間に…。
諸外国は…特に、諸外国との交易の拡大以外に活路が無い、隣国韓国は、着々と世界のハブ空港や、ハブ港湾の整備に取りかかっていたのです。
それは中国、シンガポールに於いても、同様だったのである。
子供たちや孫たちの為に借金を残して良いのか、と、嘘に満ちた常とう文句をマスメディアは言い続けて来た。
挙げ句には子供たちの夢を叶えるためにも、銀座4丁目に等しい商業地である大阪駅前という日本最高のロケーションにサッカー場を造ろうなどと言いだした。
そんな事をしてでもワールドカップを日本に招致したい等と言う低能の極に到達したのである。
ワールドカップを日本に招致する事が、自分の人生の夢だという子供が本当に居るなら、僕はお目にかかりたい。
そんな阿呆な子供がいないのは言うまでもない事なのである。
いい若い者をスポイルした事だけには大きな貢献を為した、周りの全てを犠牲にしてでも、自分の欲望を果たしたい日本サッカー協会には天皇の様にふるまう人物がいるらしい。
このような人物と一緒に踊っている大馬鹿者たちぐらいのものでしょう。
そんな事が人生の夢だ等と言う、戯けた事を言うのは。
この20数年の彼らの愚かしさの結果として、7人に1人が貧困者の国と成ったのである。
そのシワ寄せが、実は子供たちに行っているのである。
高校すらも卒業できない程の貧困、ましてや大学進学なぞ、とても無理、そういう貧困に陥っている結果として、日本中至る都市で、若い子にミニスカートをはかせて客を接待させるキャバレーが繁盛しているのである。
こういう現実、子供たちを痛めつけ、女はキャバレーで学費や生活費を稼ぎ、男はオタクになって狭い世界で辛うじて知的繋がりにすがりつく。
生活は季節工や派遣社員として辛うじて糊口をしのぐ。
このような人間が1,000万人以上となった事には知らん振りをしているのである。
このマスコミをガラガラポンして6大地方に強制分散すべき時は、とうに来ているはずです。