2013年の真実:日本を苦しめる「底知れぬ悪」と「世界の誤解」

真実は国家資本主義 ― 日本を極端視する世界の誤解と文明のターンテーブル;
韓国のサムスンを支えたのは規制緩和ではなく国家資本主義である。電気料金や為替政策、インフラ整備を国家として後押しした事実が真実だ。さらに、ニューズウィーク誌が報じたジェニファー・リンド准教授の論考は、近隣諸国による歪曲が日本を極端視させていると指摘し、「文明のターンテーブル」の正しさを裏づけている。


2013/2/1
真実は国家資本主義なのである。
為替安政策、電気料金安政策、ハブ空港やハブ港湾の速やかな建築、整備、これらは規制開放や改革ではないのである。
国家資本主義そのものなのだ。
国家として国の競争力を増した国が勝つのである
韓国は規制改革や規制開放でサムスンを一気に大帝国にしたのではないのである。
国家として、とことんバックアップしたのだ。
それ以外に真実はないのである。
それ以外の事を言う者は、本質が「底知れぬ悪」「まことしやかな嘘」でできている人間たちである。

2013-02-02
「私、やっぱり九州のお父さんに会いに行くわ…」
先日、このシリーズはちょっと辛い感じがして、途中で観るのを止めたのだが。
今日、土曜日の朝、9時から「男はつらいよ。寅次郎の休日」を再放送していたのである。
今は、寅次郎が団子屋を出ようとした時に、いずみちゃんの母親が登場した場面である。
さっきの場面は後藤久美子が名古屋の母親の元には帰らず、九州に居る父親に逢うために、博多行きの新幹線に乗るところだった。
見送りにきた満男は、新幹線に一緒に飛び乗ってしまう。
後藤久美子と満男の表情。
背後に流れ出すのが、徳永英明の歌。
私が、本当に尊敬していた或る人は、徳永英明の大ファンであるだけではなく、奥さんと結婚したのも同じ徳永英明の大ファンだったからという筋金入りの人物なのである。
日本有数と言っても過言ではない位に、日本の剣豪小説家というか大衆時代劇作家たちの、見事な読者でもある人なのである。
彼なら、徳永の曲が流れて来た瞬間に、その曲名を言い当てるだろう、そんな事を思いながら観ていたのである。
九州の日田で、「パパに会いに来たの」と後藤久美子は言った。彼女の父親が一緒に暮らしている薬局の女性は、熊本大学在学中に、週刊朝日の女子大生シリーズの表紙で登場して一世を風靡した宮崎美子である。
週刊朝日の購読者なら誰でも、あの時の彼女の鮮烈な登場は永遠に目に焼き付いているはずである。

2013-02-05
表紙は「日本を悩ます世界の誤解」

今日、今週号のニューズウィーク日本語版が届いた。
表紙は「日本を悩ます世界の誤解」
なぜ日本は誤解されるのか
右傾化から歴史問題、
「失われた10年」論争まで
日本の国益を損なう
世界の危険な勘違いとは

日本が世界から誤解される理由
ジェニファー・リンド(ダートマス大学准教授)
p26-p29
p29から。
前文略。
最後にもう1つ、日本が極端な目で見られる理由がある。
近隣諸国に、日本の政策を意図的に歪曲する人々がいることだ。
中国や北朝鮮の指導層は白分たち独裁政権の正当性を訴えるために、日本による占領と戦争の記憶を持ち出し続ける。
民主国家の韓国でさえ、政治指導者たちは国民の人気取りや、自分たちの望む防衛政策への支持を得るために「日本カード」を使うことがある。
こうしたことから、東アジアの指導者たちは日本の防衛政策におけるわずかな変化も、意図的に誇張してみせるのだ。
日本を極端視する傾向に、さまざまな理由があるのは確かだ。
しかしそうした見方は間違っているだけではない。
東アジアの勢力バランスの中で日本が担うことのできる役割を、同盟国が見逃すことにもつながる。
つまり、日本の存在価値を過小評価することになる。

後略。

私の「文明のターンテーブル」の正しさが、ジェニファー・リンドさんに依って証明されてもいる事は、読者の御明察通りなのである。

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