君が100mを10秒で走れるランナーでも、君は小学生にも負けるのである。

「君が100mを10秒で走っても、小学生に負ける―日本経済学者批判」

「日本の半導体衰退と為替介入の現実を見よ」
日本の半導体産業衰退の原因を「技術力不足」とする経済学者を批判。韓国の為替介入や中国の為替管理といった国家資本主義の現実を無視するのは愚かである、と警告する論考。

2013-02-27

今日の朝日には編集委員が或る経済学者にインタビューした特集記事が在った。
この経済学者も他の経済評論家たちと同様なのである。

資本主義経済の国である日本で、株式市場の株価が8割も下落し続けていたのを座視し続けていた反省が何処にも見られないのである。
おまけに言う事は、例えば、日本の半導体産業は競争力を失ったから潰れたのだ、経営や技術に問題があったのだ、などと言うのである。

これは今、マスメディアに登場する経済評論家たちに共通した愚かさであると私は断言する。
こんなことは幼稚園児のレベルの問題である。

日本の半導体や電機メーカーの競争相手は何処か。
1に韓国、2に中国であることは言うまでもない。

韓国は10年前の国家財政破綻以来、韓国の為替市場がとても小さなもので、韓国当局にとっては我が家の庭先の市場であることを利用して、甚だしい為替介入を為し続けて来たのである。
その結果、ウォンは円に対して6割も下落したのである。

私は、この経済学者に言いたい。
君が100mを10秒で走れるランナーでも、君は160mを走り、相手は100mを走る競争では、君は小学生にも負けるのである。

全く、日本の経済評論家たちの愚かさは極まっているのである。
中国については、為替管理国家なのだから言うまでもない。

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