大屋根リングを国宝として残せないとすれば、残せない人間達は、800年前後に生きた空海に遥かに劣る、所謂、戦後人間にしか過ぎないと言う事なのだろう。

私は、時々、大屋根リングに上り歩く人々は現代の巡礼者なのだと思う事がある。
夕刻から夜にかけては、特にそうである。
それで、今回は、ワーグナー《タンホイザー》巡礼の合唱、リスト《巡礼の年》:エステ荘の噴水、最後に、ラフマニノフ:リラの花を採用した。
クラシック音楽が一層、人口に膾炙する一助になれば幸いである。

この大リングを国宝として残せないとすれば、残せない人間達は、800年前後に生きた空海に遥かに劣る、所謂、戦後人間にしか過ぎないと言う事なのだろう。
空海が持っていた哲学、国家感の一かけらも持っていない日本人たちなのだろう。
これ以上、情けない事があるだろうか?
維持経費云々と言っている者がいるらしい。彼らは、毎年、日本が、大した役に立っていないにも拘わらず、諸外国に対して、数兆円、数十兆円の天文学的な援助金を支出している事を知っているのか?
日本は、そのような愚かな事は、もう止めて、国内のインフラ(大屋根リングは最高のインフラである)に、お金を使わなければならないのだ、と、「今を生きる空海」は、世界に響く大音声で言う。


世界最高の建築と世界最高の音楽。
万博2025の素晴らしい写真と共にご堪能ください。
世界中の人に、喜び、希望、癒し、精神のインスパイアをもたらすと同時に、クラシック音楽の再発見に繋がる事を願っています。

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