原発は任務外 官僚不在 初会合で異論続出…今朝の日経新聞2面から。
実に面白い事に、朝日が一面大見出しで伝えた記事を、日経は、一応、一面にも一定の枠で掲載したうえで、
2面に於いて、朝日は、全く伝えていなかった内実を掲載していた。
復興構想会議の五百旗頭真議長は14日の同会議初会合=写真=で、福島第1原子力発電所の問題について「なお危機管理的状況にあり、それ自体があまりにも大きな問題なのでこの会議の任務から外すと菅直人首相から指示をもらっている」と説明した。
これに対し、異論が続出。哲学者の梅原猛特別顧問は「この災害は天災であり、人災であり、文明災。文明がさばかれている」と原発事故を外すことに反論した。作家の玄侑宗久委員は「別に話し合って加える形にしないと福島県民にとって会議が意味のないものになってしまう」と述べた。
また、複数の委員からは「官僚が入っていないじゃないか。ノウハウを持っているのは官僚だ」との声も出た。
*当然なことだろうが、この会議の先行きを暗示している記事だろう。参加された方々は、国を思っての事だったのだろうが、
知識人なら、先ず為すべき事は、朝日の記事を引用した時に、芥川が…梅棹たいじんなら、こう言うだろうな、と書いた事を、実践すべきだと芥川は思う。
酷評すれば、芥川が、第一章で指摘した、「名士に依る名士の為の新聞」、から脱却できていない論説員達の意見に、管直人という軽薄Politicianが、乗っかった、というだけの事で、ここに参加した人たちは、とんだ恥さらしと言う様な結果にしかならないのではないか。
そこに税金で日当が支払われるのであれば、本当に、現首相は、とんでもな人間…誰が首相にしたのかは絶対に忘れちゃいかん。