「世界でトップを取る」 村上隆 1月17日、朝日新聞15面の記事から。

サブカルチャーと伝統絵画を結びつけた独自の作風で活躍する美術家の村上隆さん。日本の現代美術を代表する作者として海外からの評価も高い。美術界への厳しい批判者としても知られる。昨年3月11日の東日本大震災以降、被災者支援に取り組み、芸術と社会の関わりに一石を投じている。作品に億の値がつく作家は、何を訴えるのか。

…前略。   文中黒字化は芥川。

―今、日本のアニメやマンガは 「クール・ジャパン」として海外で評判です。村上さんは、その旗手とも見られているようですね。

『クール・ジャパン』なんて外国では誰も言っていません。うそ、流言です。日本人が自尊心を満たすために勝手にでっち上げているだけで、広告会社の公的資金の受け皿としてのキャッチコピーに過ぎない。

外国人には背景や文脈のわかりづらい日本のマンガやアニメが少しずつ海外で理解され始めてはいますが、ごく一部のマニアにとどまり、到底ビジネスのレベルに達しておらず、特筆すべきことは何もない。

僕は村上隆という一人の芸術家として海外で注目されているのであって、クール・ジャパンとは何の関係もない」

…続く。

*村上よ、よくぞ言った。あんたは、これだけでも偉い。

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