パワー半導体に参入 富士通セミコン…日経新聞1月18日10面より

環境分野を開拓

富士通子会社の富士通セミコンダクターはパワー半導体事業に参入する。次世代素材を使い電気を無駄なく操れる高性能品を開発した。2013年4月から福島県の工場で量産する。

いち早く次世代品を実用化し、電子機器だけでなく電気自動車(EV)など成長する環境分野の需要を開拓。システムLSI(大規模集積回路)などに次ぐ中核事業に育てる。15年度までに売上高100億円超を目指す。

福島県の工場で量産

富士通セミコンのパワー半導体は窒化ガリウムを素材に使う。従来のシリコンウエハーでは大電流、高電圧下で電気が漏れる課題があった。窒化ガリウムは高熱や高電圧に耐えられ、ハイパワーの電力を効率よく扱える。

製造工程の改良で600ボトルの電圧に耐える製品の開発にメドを付けた。

…後略。

パワー半導体 
電気の流れや電圧の高低を調整するなど電力制御に欠かせない製品。電子機器で使われる電力を効率よく操る役割を果たす。産業分野でも電源スイッチやモーター制御機器などに利用されている。
電気自動車(EV)やスマートシティなど環境関連分野での需要拡大をにらみ高性能品の開発競争が進んでいる。

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