輸出鈍化企業に影 中国、8.9%成長に減速 10月~12月…日経新聞1月18日7,10面より

新興国シフトを急ぐ
OEM生産打撃

大きな打撃を受けているのが、コストの低さを生かし、先進国企業などからOEMで生産を受託してきたメーカーだ。「ニユーバランス」「ナイキ」などのブランド品の靴を生産する広東省東莞市の「裕成製靴廠」は、急速な受注減に直面。11月に人員と賞与の削減を進めようとして大規模なストライキに見舞われた。
…中略。

一方、厳しい環境のなかで業績が好転している企業もある。家電大手、TCL集団(広東省)は11年12月期の純利益が前の期比2倍強の約9億5千万元(約115億円)以上になったもよう。

液晶テレビの販売台数が1~9月期に新興国など海外で前年同期比64%増と伸びたほか、国内販売も高画質・省エネのLED(発光ダイオード)搭載型の人気から25%増となった。

自動車大手では比亜迪(BYD、広東省)なだの販売台数が11年に前年割れとなる一方、長城汽車(河北省)は24%増か好調。得意の多目的スポーツ車(SUV)により、好みがセダン一辺倒から多様化しているとされる中国の消費者をつかんだ。

中国のGDP・予想は上回る
アジア・米株上昇

—————————-
中国自動車大手の長安汽車
合弁事業の再編開始
スズキ系2社統合、地元は反発

…前略。

中国の自動車市場は世界最大となったが、中国政府は引き締めに転じた。合弁相手だけでなく、中国政府や地元当局などとの信頼関係を築き事業拡大を実現できるのか。日系大手の手腕が問われている。
(北京=多部田俊輔)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください