討論型世論調査民主主義育てる…朝日新聞1月21日4面より
慶大でシンポジウム
朝日新聞の世論調査の回答者に参加を呼びかけて昨年実施した「討論型世論調査」について、討論フォーラム「年金をどうする~世代の選択」を主催した慶応大学DP研究センターは20日、シンポジウムを開き、調査報告書を発表した。
報告書は「参加者が行った情報の吟味と討論というプロセスが、政府が制度改革を行う際にも求められる」と指摘した。米スタンフォード大学のフィシュキン教授は「討論型世論調査は代議制民主主義の質を向上させる」と強調した。
朝日新聞が昨年2~3月に実施した郵送調査の回答者のうち127人が5月の慶大でのフォーラムに参加。郵送調査とフォーラム前後の調査の3回の回答の変化を分析した。