復興始動 閉塞感破る企業の息吹①…日経新聞1月25日1面より

中国の建設機械大手、中聯重科が4月にも、福島県会津若松市に日本法人を設立する。世界有数のシェアを持つコンクリートポンプ車の工場を建設する計画だ。

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きっかけを作ったのは会津若松市長の室井照平(56)。室井は昨年9月、中国・湖南省の中聯本社にいた。「会津に進出してくれないか」。中聯の経営陣に訴えた。

震災前、中国企業の誘致など考えたこともなかった。だが原発事故の風評被害に苦しむ中「地域に活力を与えてくれるなら」(室井)とワラにもすがる思いで中聯をかき口説いた。

ドライな海外企業は人情だけでは動かない。中聯が狙うのは日本政府の復興投資で東北3県に生まれる巨大な建設需要だ。一方で地震や放射線のリスクがある。迷う中聯経営陣の背中を室井が押した。

…中略。次章に続く。

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