阪急32番街化粧直しへ 他…朝日新聞1月31日11面より
大阪駅周辺再開発に対抗
阪急電鉄は30日、阪急梅田駅南側の高層複合ビル 「阪急グランドビル」(1977年完成)の「阪急32番街」などをリニューアルすると発表した。今秋の阪急百貨店うめだ本店の全面開業に合わせて衣替えし、JR大阪駅周辺で進む再開発に対抗する。
1、2階フロアは西側に約7メートル広げ、延べ床面積で計1300平方メートル分拡張する。拡張したエリアには新たな飲食・物販店舗、金融機関を含めて計15店が入る予定だ。
エントランスも風格のある門構えにする。2月1日から工事に入り、8月中旬に終える見通し。27~31階の「阪急32番街」は全面改装する。
大阪湾などを望める眺望の良さから「空庭ダイニング」と銘打って、レストラン中心のフロアに改める。 5月上旬から全店舗で営業を休止して工事に入り、7月中旬に終える予定。店舗は一斉開業を目指す。
2月1日からは、ビル西側を通り、百貨店の建て替え工事で現在幅4メートルに狭くなっている南北コンコースを閉鎖。西側で幅約6 メートルの新通路の使用を始める。
阪急によると、南北コンコースは現在、平日午前8~9時のラッシュ時には双方向で約1万1千人、休日でも約5千人の通行があるという。 (田中美保)
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■大阪駅ナカ、一部「変身」
JR西日本は30日ヽ、JR大阪駅構内の南口改札外にある駅ナカ店舗を一部リニューアルし、3月2日に開業すると発表した。大阪・箕面に本店があるチーズケーキ店 「デリチュース」や蒸しドーナツの「和っ花(わっか)」など計6店が入る。面積は265平方メートルで、売上高目標は年間約5億円。