株価を誘導する「見せ玉」行為…日経新聞1月31日7面より
個人の7割「監視・罰則強化を」
約定させるつもりのない株の売買注文を大量に出して株価を誘導する「見せ玉」という行為について、個人投資家の71%が監視や罰則を強化すべきだと考えていることが、主要ネット証券が実施したアンケート調査で分かった。
金融商品取引法違反(相場操縦)の不正取引だが、疑わしい事例が後を絶たず、個人が市場に不信感を募らせる一因になっている。
調査は楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券の3社が昨年12月30日~今年1月10日に実施。約4200人から回答を得た。
企業が公募増資を発表する前に空売りが出て株価が下落する「増資インサイダー疑惑」についても78%が監視や罰則の強化を訴えた。