米製造業景況感、1月1ポイント上昇 他…日経新聞2月2日7面より
【ニューヨーク=伴百江】
米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した1月の製造業景況感指数(PMI)は54・1と、前月の改定値から1ポイント上昇し、昨年6月(55・8)以来7ヵ月ぶりの高水準になった。
3ヵ月連続の上昇だが、市場予想(54・5)はやや下回った。企業活動の拡大・縮小の境目となる50は30ヵ月連続で超えた。市場関係者の間では「1月の水準は緩やかなペースで拡大する米景気の動向に沿ったもの」とみる向きが多い。
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インドネシア、昨年輸出最高に
【ジャカルタ支局】インドネシア中央統計局は1日、2011年の輸出が2036億ドル (約15兆5千億円)で、前年に比べ29%増えたと発表した。
商品価格の上昇で中国向けなどの石油・ガスや石炭、パーム油、ゴムが好調で、10年の1578億ドルを抜き、過去最大の輸出額となった。ただ12年は欧州向けを中心に減少する見込み。
品目別の内訳は、石炭中心の鉱物性燃料が47%増の274億ドルに達したほか、ガスが67%増の229億ドル、パーム油などの動植物性油脂が33%増の217億ドル、ゴム・ゴム製品が53%増の144億ドル、原油が33%増の138億ドルたった。
石油・ガスを除く仕向け国別では、中国が53%増えて216億ドルと最も多く、日本、米国が続いた。一方、11年の輸入額は前年に比べ31%増え1773億ドルとなった。
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クライスラー、破綻後初の黒字 前期
フィアット純利益2・6倍
欧州自動車大手のフィアット(イタリア)が1日発表した2011年12月通期の純利益は、10年同期の2・6倍の13億3400万ユーロ(約1300億円)となった。昨年子会社化した米クライスラーが09年の経営破綻後初の黒字となり、フィアットの収益を押し上げた。
売上高は66%増の595億5900万ユーロ たった。フィアットの11年の世界新車販売台数は203万2900台(軽商用車込み)で、10年実績比で2%減少した。乗用車の販売がスペイン、イタリア、フランスなどで1割以上落ちこんだ。
11年10~12月期の純利益は85%減の4300万ユーロだった。フィアットの新車販売台数(軽商用車含む)は10年同期比6%減の48万5400台。(フランクフルト=下田英一郎)
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