抗がん剤、新規参入の勝算は?遺伝子を診断 最適な薬…日経新聞2月5日7面より

アステラス製薬社長 畑中好彦氏

…前略。

事業化に向けて、具体的に何をしているのか。入社が研究開発している15種類の抗がん剤のうち半数以上で、投与前に効きめを見きわめる診断薬も同時並行で開発している。

その抗がん剤に適した遺伝子変異がある患者層を選び出し、薬の治療能力を最大限に発揮させる狙いだ」

…中略。

―-アステラスが個別化医療に力を入れる理由は。

「当社は主に臓器移植に使う免疫抑制剤が主力製品の一つだが、これを使う際には血中濃度などを正確に測定し、患者ごとに細かく調整する必要がある。そんな薬を長年扱ってきたので、一種のノウハウは既に持っていると言っていい」

…後略。

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