故郷の再生を目指して宮城県名取市議に初当選した…朝日新聞2月8日2面より

荒川 洋平さん(3O)

…前略。

生まれ育った宮城県名取市閑上は津波で壊滅し、600人以上が 亡くなった。1月の市議選に初挑戦し、2030票を集めて2位で当選。今月1日、議員バッジを初めてつけて本会議に臨んだ。

「震災までは地元のことなど気にとめていなかった」。音楽の専門学校に通った後、仙台市のスポーツインストラクターの仕事や、趣味のバスケットボールにのめり込んでいた。が、津波は母との思い出が詰まった街を消した。

「故郷の再生が最大の親孝行」。被災後の街を考える住民の会合に顔を出し、話し合ううち「復興を本業にしたい」と決めた。安否を心配する知人への連絡代わりに「名取市閑上復興支援のブログ」を立ち上げ、街の様子や取り組みをつづり続けた。

…後略。

文・中村信義 写真・小宮路勝

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください