「大阪の美しさ」は、世界有数の商業地としての美しさなのである。

それから大分経って、梅田から(阪急インターナショナルホテルから)淀川を挟んで北摂(箕面、豊中、吹田)及び東大阪~奈良を一望にする大阪の美しさは…前段の美しさが、正に現代の美しさだとするならば…それとは違う大阪の集積の美しさ…1,000年超の歴史が産んだ光景…特に豊臣秀吉の威光が形作った光景の美しさ、
大阪平野というのは関東平野に比べれば随分と狭いのである…それゆえに人口密度は常に日本一で在った訳だが…そこに集積した人間の営みがもたらす美しさ、世界有数の商業都市として栄え続けた大阪の美しさは、ただ事では無かったのである。
皆さま方も、痴呆テレビで刷り込まれた観念=大阪はお笑いの街=等は笑止千万、無礼極まりない事なのだと云う事を知ったはずだ。
何よりも我らが原広司は、そんな阿呆な哲学で梅田シティ(ツインタワー)及び空中庭園を創ってはいない。
彼は、私と全く同じ視点で大阪を捉えていたのである。
だから空中庭園を創ったのだ。

2012/2/18、午後3時、空中庭園から。

皆さま方も、私の写真を通して、圧倒的な、大阪の美しさを知ったはずだと確信する。
大阪の美しさとは1,000年超、特に豊臣秀吉の大阪城築城以来の500年間に渡る繁栄、
その間、連綿として続いて来た人間の営みの集積の美しさなのである。
つまり、世界有数の商業地としての美しさなのである。

2012/2/18、午後3時、空中庭園から。