本当に、哲学の無い、節操のない有様…。

偉才、原広司の最高傑作の一つである空中庭園から、私が撮影した写真(絵)を観れば、大阪、その蓄積の、無限の営みの、集積の美しさについて異論はないと思うが、
先般から東京スカイツリーの完成に伴う報道が頻繁になされ出した時に、テレビの画面を観ながら私は思った。
特にこの20年超大阪の大停滞に反比例するように東京はさらに発展を続けた訳だが、大阪の集積の度合い、東京に比べれば、まだまだだな、そんな気がしたのである。
それは、或る面で、アジアの大阪等という掛け声とは裏腹に、極端に言えば、例えば、海外に公明正大にオープン化された競争入札等、何一つ為されていないから、外国企業の日本支社進出の数が、東京に比べれば、東京都1,200万人超、大阪府860万人超という人口比以上に、大きな差が付いているのではないか。

これまでの大阪府・市政、それに乗じて来た様なヤクザのフロント企業やフロントマンたちの暗躍に反比例して、実は。大阪は、世界から取り残されていたのである。
定められた建築開始を1年半も待ってくれ、とやった連中が、開業たった半年超で1億人超を集客したOsaka Station Cityの盛況ぶりを目の当たりにするなり、
世界のとなり、未来の力、等と、北ヤード第1期分の工事幕に書き出す。

本当に、哲学の無い、節操のない有様、それが、この20年超のデフレを作って来た者たちの実態でないと、誰が言えよう。
私は、敢えて、文脈を外して言うが、こういう見識、定見のなさ、とは反対の見識、定見を持ち続けて来た政治家が日本にもいたはずである。

貸す時は半値八掛け、自分の所が、同じ場所を事業化する時は、本来の相場で貸す、或いは売却する等という事ばかり考えている様な人間とは、全く正反対の地平線で、世界を観、日本を観て来た人間が。


2012/3/30

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