日本の上品の極みであるemperorに…。
日本の上品の極みであるemperorに、最も醜(むく)つけき野郎どもが集まる。
この日、御所の塀の下の側溝で何かが動く気配がしたのだった。
何かな、と思って寄って見れば、これでもかと言う位、黒々とした、烏が二羽、どこかで拾って来たのだろうパン切れを、側溝の或る部分に、ちょっとだけたまった、水にひたして、食べているのだった。
忌々しいものを見てしまった、そんな思いで私は、即座に立ち去ったのだった。
一枚だけ写真を撮ったのだがrawだったから、PCソフトに落とす時に消去してしまったほどに。