この時である。何と!見事なスッポンが姿を現したのだが、…。
この時である。何と!見事なスッポンが姿を現したのだが、芥川に気付いたら、あッと言う間に泥に隠れてしまった。それが、この写真である。

読者の方は、かつて、芥川が、「神田川」の一番弟子で、素晴らしい腕の親父さんがカウンター割烹の店で、大常連であったことは御存知の通り。
もう7年ほど前になろうか、或る日、親方が、7年もののスッポンを料理してくれた時の事も、読者の方は御存知の通り。正に、あの時の7年物に匹敵する大きさだった。


2012/5/10、世界遺産・東寺にて。(C)芥川賢治。