芥川が、嵐山を、こよなく愛していることは、読者の方がたは、御存知の通り。

芥川が、嵐山を、こよなく愛していることは、読者の方がたは、御存知の通り。

昨日も、最初は宇治川に行こうかと思っていたのだが、京都駅からは、奇しくも230円の同料金だった。

途中、花園で降りて、妙心寺の退蔵院を撮って見ようかとも思ったのだが、昨日、芥川の脳裏に在った事と、退蔵院は、ちょっと違っていたのである。

もっと大きな、…自然の中の decent の極みとしてのperspectiveが欲しい…そういう思索の流れに在ったのだ。

だから宇治川も浮かんでいたのである。

嵐山は、本当に良いなぁ、と、思わせることが帰路のプラットホームでも在ったのだった。

京都までの快速…丁度良いじゃないか、と待っていたのだが、向かいのホームに止まった、特急・天橋立行きが、動かない。

「只今、…事故があり、上下線とも運転を中止しています」

「えぇっ」と思ったのだが、直ぐに、放送された詳細なアナウンスを聞いて、それは仕方ないな、と、待つ事に。

「鹿との衝突事故があり、その片づけの為に、…」

「あ、これは保津峡辺りでだな、」と思っていたら、次のアナウンスは、全く、その通りであった事を伝えていた。

数年前に、京都を再々発見した芥川が、京都行を繰り返している事は御存知の通り。

この間、新大阪駅のプラットホームで、何度も聞いたアナウンスメントは、「…で、人身事故があった為に、只今、列車が遅れています…」

嵐山は良いなぁ、とは、誰でも思うだろう。

一方、様々な悪が跳梁跋扈してる世間の中でも、最も、古代からの有り難くない贈りものの影響や、empeoro-banzai-fascismの残滓を悪用している犯罪者たちの、悪影響が在る街中に比すれば、尚の事。

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