ソニーやパナソニックの株価が35年前に戻った、というのは、単なる偶然ではないな、と、芥川は感じていた。
貧しい時には、スポーツで国威発揚を計り、かつての共産主義国家のステートアマを真似て、金メダリストを作り、豊かになれば、アンフェアを承知で、一財閥企業の為に、政府を挙げて、便宜を計る。
こういうアジアのindecencyを剥き出しにしたような国に学べなどという学者まで現れていたという、20年超、35年超なのである。
何と言う愚かな有様で在った事か。
自分の国を支えて来た、それぞれが日本国民の1%、120万人を雇用して来た様な企業群が、めちゃくちゃにされるの座視して。
おまけに、何かで見たのだが、そのような類が、京大にまで現れて居た様な、この20年超、その始まりとしての35年超なのである。
昨日、株価が下がって、ソニーやパナソニックの株価が35年前に戻った、というのは、単なる偶然ではないな、と、芥川は感じていた。
この35年の真実…日本が犯し続けた過ち…似非モラリストや、時の権力への協力者たちが、どんなに、この国に損害を与え続けていたのか。
結局の所は、35年間、全く成長していなかったのだ、と、市場が言ったのだと考えても、全く過ちとは言えぬのである。
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拙著を日本中の方々が読まれて、皆さま方が、芥川が書いた〈解答〉を、
皆さま方が選んだ為政者に実行させるしかないのだ、と確信しているからです。
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