そう、ニューヨーク・タイムズに意見を発表する。

こういうアメリカ人の性質を利用して、今になっても、例えば、突如として、従軍慰安婦の問題を、ニューヨークでトピックにしたりする連中が後を絶たないのである。

この事に対して、先日の朝日新聞の記者(多分、ニューヨーク特派員なのだと思う)は、日本の戦争責任が問われている…の様な事を、コラムで書いていたのだが、

芥川が、彼の立場なら、その戦争責任ということを持ち出しているのが、米国の、どういう者たちなのかは知らぬが、いずれにしろ、本当に、今なお、戦争責任ということを本当に、本気で日本に対して言っているのならば、以下の様に、きちんと英語で伝える。

戦争の世紀だった20世紀中盤に、日本は、確かに、貴方がた欧米諸国の植民地主義を真似る様にして、ファシズムが吹き荒れた時代に、emperor-banzai-fascismを、日本の陸軍が先導し、マスコミが、これを更に扇動するような事を為し、戦争に突入したことは事実であるが、

その、愚かな彼らが為した戦争責任を果たす為に、何の罪もなかった広島、長崎の市民、…そこには多数の女子と子供たちが含まれているのだ…一瞬にして灰になって、この地上から姿を消す様な、或いは、焼けただれて、水を求めて、川の中で死んで行った者たち…数十万人が、一瞬にして殺される、という、人類史上最悪の死=殺人、を持って、私たちは、emperor-banzai-fascismの愚かな罪を購った。

人類史上、誰が、それ以上の戦争責任の取り方を為したと云うのか。

ヒロシマ・ナガサキが、日本の戦争責任で無かったとしたなら、貴方がたが為した事は一体何だったのか!

そう、ニューヨーク・タイムズに意見を発表する。

2012/6/9、京都府立植物園にて。(C)芥川賢治。

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