地下鉄で運ばれていった女性の話。

一昨日、弊社専務と、始発駅で、地下鉄を待っていた時のこと。

退社時間帯である事から見れば、えらい乗客の少ない車両が入って来た…ああ。これは此処止まりなのだな…降車が終了し、車両が走り去りだした時…隣に立っていた専務が言った…ああ、あの女性、可哀想に、車庫まで運ばれて行ってしまった…

えぇっ…眠りこけていた乗客の女性が1人、そのまま、運ばれて言ったというのだ。

…うむーっ…真っ暗な車庫の方に走り去って行く車両を注視した後…その女性には失礼ながら、大笑いしてしまったのだった…

若い時、守口市の地下鉄始発駅周辺に住んでいた頃…天王寺駅から乗車して、眠りこけ…次に目を覚ましたのが同じ天王寺駅で、大いに落胆、嘆いた事があるのです…天王寺~守口と言うのは、結構長い時間なのです。

しかし、この女性の運命を考えた時…私たちが乗った車両の中でも…僕は、笑い転げていたのだった…真っ暗な車庫の中で目を覚ましたら、どんな気がするだろうか、

と、思って笑いが止まらず…もし、前後の車掌二人が、「あぁ、今日は、これで仕事終了」。との安堵が先に立ち…まさか誰も居る訳が無いと思って…車内点検をせずに帰ったら…この女性は、どうなるのだろうか?…と考えて、また、吹き出し…

僕のその思いに対して専務が言った事…あの辺は、携帯が通じないしね…

これで、最後の大爆笑…他人の不幸を笑うようで申し訳ないが、その女性の表情がありありと浮かんだからだった。

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