こんな夜に。

土谷さん、あなたは、論説中で、小沢氏を支持した票が200票有った事に対して「あきれかえる」と表現しましたが、あなたが、それが伝統なのであろう、…特権的な記者クラブを通した官製情報をもとにした、見事な三段論法の方が、本当に、「あきれかえる」事なのだと、今朝の日本中を震撼させたニュースは、証明してしまったようですね。

それは、僕が既述したUさんにも言える事ですが。

今朝の、朝日新聞の大スクープは、平成8年から、週刊朝日が、ジャーナリストとしては当然の、検証を続けて来た結果であることは「文明のターンテーブル」の読者の方がたには、瞬時に理解できたはずと僕は思う。

今回の事では、週刊朝日以外のジャーナリズムは、皆、ジャーナリストであるならば、検察以上に、襟を正さなければいけないのではないかと僕は思う。

特に、土谷氏は、氏が言う所の、「正義」の代表選手が、何を成していたのかが、満天下に晒された訳ですから…図らずも、僕が警句の様に書いた、…正義は危ない…マッカーシーの赤狩りの例を見れば…正義は、とんでもない代物だ。

この2行が、電光石火に証明されるとは…これこそ、あきれかえる様な驚き。

僕が、「チャーリー」で書いた…フーバーの様な人間が、今の日本に、居ないと誰が言える…も実証された訳ですし。

次は、マッカーシーの赤狩りの様な事が、行われていなかったと誰が言える、と言う事になるのではないかと、僕は思う。

それこそが、今回の事件の真相…深層だったはずだと僕は思うし、読者諸兄の方々は、もう既にお気付きなのではないかと思う。

僕は、検察が死んだ日、というだけではなしに、日本の似非ジャーナリズムも死んだ日なのだと思う。

思う事は、こんな夜に、或いは、貴方がたに、流す音楽はない、聴くべき音楽はない、と言う事です。

それが、土谷さん、貴方が言う、「正義」の正体だからです。

60数年前までの苦しみは…人類史上最悪の苦しみは…何の為にあったのか、

僕は土谷氏やU氏、日本のジャーナリズム、及び知識人たちに問いたい。