或る章を書いてから…ずっと気に成っていた事。

ちょっと前に…民主党の代表選挙が終わった後に、米国で行われたパネルディスカッションで、ジョン・ホプキンズ大学の何とか教授を筆頭に、選挙は終わったと言うのに、話の8割が「闇将軍」「政治と金」で占められ、管直人新政権についての話は、無いに等しかった…と言う日経新聞の記事を読んだ感想を書いてから…。

ずーっと考えていた事…だから巨悪としか言い様がない…官製垂れ流し記事に依る、一個人に対する集中砲火…何につけても集中砲火…日本の新聞や雑誌を読んでいたら…それを真実だと思っていたら…彼らが日本に対してロクなイメージを持てないのは当然だろうが。

僕は、もうひとつの問題が在るのじゃないかと思っているのだ…米国は御存じの様に、広大な国でも在る…自分たちが世界で在ると過半の国民が考えても無理はないぐらいに…近畿圏の女子大生が四国4県の名前もちゃんと言えない様に…日本中でも同じ事でしょうが…この低能テレビを見続けた低能さ…とは違う意味で…

過半の米国人は、北京と東京の位置関係を平気で間違う可能性大…テキサスの広大な牧場で生きている人間に取って、北京と東京の位置関係など、どうでも良いことだろうから。

結果として、米国の政界上層部も日本に対する認識は、はなはだ心もとないもののはずだ…世界中で一番と言って良いぐらいハリウッド映画を観、音楽の数々を聴いている大多数の日本人の存在は、彼らには見えていないはず。

問題は、その様な米国人に、党利党略…己のエゴイズムから偏った日本人像を吹き込む輩が、常に存在している事は、本当に日本の為に成らないと思うのだ。

或る章で、竹中平蔵氏に対して、何故、こう言えない?と書いたものを読んでもらえば分かる事だが…「日本の失われた20年」に反比例して、マスコミに登場し、名前を売り、莫大な収入を稼いだ様な人達の大半は、日本の素晴らしさを伝えるのではなく、日本を貶める事に依って、金を稼いで来た人たちなのだと断じても、僕は良いと思っている。

こんなに酷いテレビの有り様について、何一つ言及することなく…「私は論客ですよ」「私は、云々の外資系でバリバリ仕事をして来た人間です」等と大言壮語する人間たち。

一方、僕の同級生たちや先輩たち…既述したようにSONYや日本を代表する大企業の社長に成っている人間たちの事は何ら取り上げる事無く。

こんなイビツな事が何処に在るだろうか…所謂、優秀だと言われている大学を出た人間は無数に居るのだ…言うまでも無く、それらの中の最優秀選手は、日本の国そのものである各大企業や、或いは大学の研究室で、一生を賭けて
その才能を発揮して日夜奮闘しているのである。

収入だけを考えて、あっちに行き、こっちに行きしている様な人間に、国を語らせる事は、本来、もってのほか、なのである事にも気が付かないほどに、愚かなマスコミが、国を誤らせ続けなかったと、誰が言える?

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