歌。
僕が、日本が生んだ戦後最高のディーバについて、ここで、殆ど言及してこなかったのは、今の、特にTVの有り様の中で、彼女は、変に有名になってはいけない…それは下手をすると、命取りになるからです。
僕は、連日TVに登場する芸人のなかでは、当然ながらタモリは認めているのですが…かつて、クレージー・キャッツ全盛時代「日本一の無責任男」等、無責任男シリーズは、子供なのに映画館に見に行ったものでしたが、Mr.タモリは、本人も自認するように「日本一の好い加減男」(笑)だから、日本の音楽番組の司会が平気で出来る訳でして、また、彼が司会だから、音楽とは呼べないものも、それらしく見えているのでしょう。彼は、なかなかの音楽=音の響き、凝り男ですから。
今の東京にいたら、この稀代のディーバ…芥川は言っておきますが、このディーバは、このまま成長を続けますと、日本の宝物として愈々素晴らしいものになります…彼女は、日本がマシな国に戻った時に、NHKに、必ず居るはずの、映像と音楽について、本物の誰かが…近年、井上陽水について、特集を組み続けていた様に…暫く後に取り上げるまで、今は、全く登場しない方が良いのです。