風水の話なのだが、僕は大笑いしてしまった。
2010年2月14日、中国新聞網は、香港での風水師絡みの詐欺事件を取り上げた。お金をだまし取られるばかりか、運気を改善するためにと女性に性交渉を迫るケースもあるという。
今月2日、1兆円以上にもおよぶ香港の大手不動産企業経営者である故・●如心(ニーナ・ワン、2007年死去、●は龍の下に共)さんの遺産をめぐる裁判の判決が下された。風水師・陳振聡(チェン・ジェンツォン)さんが「恋人だった」として相続権を主張していたが、裁判所は同氏の主張を退けた。
香港ではこうした風水師絡みの事件が相次いでいる。以前、ある風水師が女性モデルに運気を変えると称して性交渉を迫り、懲役6年9カ月の判決を受けた。その後には風水師を名乗る男が30人以上から金をだまし取る事件も起きている。その被害者の1人である47歳の女性は借金して準備した150万香港ドル(約1740万円)をだまし取られたばかりか、「陽気が足りない」との言葉にだまされ、風水師の弟子と8回にわたり性交渉を持った。
香港では1970年代から風水産業が盛んになった。現在、香港は3000~4000人の風水師がいるとみられるが、修行していない者も少なくないようだ。風水師は信じないという人もいる一方で、香港人の占い好きは健在。特に1年の始まりである旧正月が稼ぎ時だという。(翻訳・編集/KT)
…レコード・チャイナより。