今週号の週刊朝日も…350円で、こんなに真実が分かっていいんかい。
まだ、買えるはずですから、どうぞ買って下さい…真の民主主義を完成するコストは、たったの350円(笑)なのですから。
今週号は、特に、定期コラムニストの老若男女たちが、本当に良い記事を書いている…大新聞の論説員たちの論文が、どんなに欺瞞と偽善に満ちたものかも…一読で分かります。
その中から、嵐山光三郎氏の一文…そのさわりをご紹介します…この文章は、芥川が言ってきた事を嵐山氏一流のスタイルで見事にまとめてくれたと、僕は思う。
市民という妖怪 嵐山光三郎
小沢一郎氏の強制起訴を決めた検察審査会(検察審)って、ガキの井戸端会議じゃないか。と、先週の「週刊朝日」を読んで身震いした。
検察審じゃなくて検察犬ですよ。検察審は有権者のなかからくじで選定した11人の審査員で構成され、任期は6ヵ月である。「検察官の公訴を提起しない処分が適当であったか」を監視する。検察官が独善におちいり、政党勢力によって動かされる事態になったときには、検察を見張る検察審が有効だが、今回のように与野党がねじれ状態のときに、検察審が独走するのは狂気の沙汰である。
平均年齢30・90歳(のち33・91歳と訂正。37歳の審査員を計算に入れ忘れたという。さらに、これも計算間違いで、最終的に34・55歳だという。オソマツ!)の11人が、人口1億2000万人の代表となって審査するというのがまずおかしい。検察審の会議録を年齢入り匿名で開示すべきだ。
くじで選ばれた人は、ドシロートで、東京都の69歳までの有権者の平均年齢は約43・66歳ですよ。公正に選定すれば、こんな年齢になるはずがなく、裏でなにか操作したんじゃないのか。20歳代のアンちゃんネエちゃんが半数以上いると思われるが、審査員は匿名で守られているため正確なところはわからないようになっている。これを暴走市民という。
審査員は2000ページほどの膨大な捜査資料を読みこなさなければならないが、1ヵ月程度で読めるはずもなく、つまりはテレビのニュースや、番組のコメンテイターの意見や新聞報道をもとに議決した。
いくら検察不信といっても、検察が事情聴取して2回も不起訴にした案件である。負けた検察が、腹いせに検察審を煽動した感情審査ではないか。
…以下略…
続きは、買ってお読みください。