正しい三段論法…。
昨夜18時からの「クール・ジャパン」は、どういう内容だったかと言うと「米」についてだったのである…先ず、シンガポールの女性とブラジルの若者が、都内でも有数のお米専門店を訪問する…種類の豊富さ…食味度の表示…その店の2階には、研究室の様な設備が有り、しかるべき大学で研究をしてきたのであろう女性が、検査をしている内容をリポートしながら…これが一段目。
二段目は…家電店に移り…リポーターの二人も別な国…日本の炊飯器を買う為に、中国人観光客が列を作って並んでいる光景から始まる…何故、日本の炊飯器を買うかのインタビューに続いて…日本の炊飯器が、色んな料理に使える物である事を具体的に紹介…パンまで作れるのである。
三段目は…ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)として…日本に来てご飯を食べた時に、米の美味しさを知った米国人が、自給自足の生活を自分の人生としようと決め、日本人と結婚して、二人で見つけた地方で、米作りをしながら暮らしている…米作を通して、地域の人たちと自然にコミュニティーを作っている。
勿論、番組は、よどみなく、当然のスピードで進んで行く。
これを正しい知性の三段論法と言うのですよ…土谷さん…該当の章を参照。
貴方は、予期すらしていなかった、その存在すら知らなかったであろう、芥川が指摘するまで…貴方の三段論法が、戦前からの貴方がただけの三段論法である事に、気付きもしなかったでしょう…だから貴方がたの子会社のテレビ局の酷さも在るのですが。
知性とは、三段から無段に広がって行くものなのであって、今の民放の番組が、どれほど許し難い犯罪的なものか、お分り頂けたでしょうか?
因みに、昨夜の番組で「クール」に選定されたのは、日本の炊飯器でした。