先日の「クール・ジャパン」も全く同様の正しい三段論法で進んで行ったのである。
先日の「クール・ジャパン」も全く同様の、正しい三段論法で進んで行ったのであるが、僕が、日本の民放テレビは、本当に、もう許せないと思ったのは、
日本の学校…最初は、普通の中学校、それから普通の農業高校、最後に普通の高校の文化祭…どれもが、ちゃんとしていたこと。
日本のマスコミだけを見たり読んだりしていたら…日本の学校の多くは、陰湿なイジメだらけの、どうしようもないものだと言う印象を、皆さんは、持っていませんでしたか…新聞では、イジメで自殺した生徒たちの事を無数に読み、今のテレビを観ていたら…芥川だって、少なからずそう思っていたから。
「当たり前に、ちゃんとしているじゃないか。良いじゃないか」これが、最初の中学校の授業風景…技術科や家庭科での実習も含めて…彼らの日常…給食風景も含めて(芥川の中学生時分には無かったから)、ずっと良いとさへ思った。
農業高校で大根等について学んでいる授業や、いつも育てている牛が、見事な大きさに成った…女生徒がインタビューに答えて言う…育てた牛を出荷する時、牛が、なかなかトラックに乗ろうとしなかった、涙が出た…僕は、そっくりの光景を、だいぶ以前にNHKが特集した農業についての番組で、観た事があるのです。
その牛が、これまでで最高の価格で売れた後、その皮で…巨体の皮です…全員が思い出の品を作る。
最後の、普通の高校の文化祭は、夏休み1ヶ月間をかけて…ただし、楽屋の事などは一切なしで…56年続いていると言う…水泳部男子達が…その高校の文化祭最期を飾る、伝統のイベントである…フレンチ・カンカンに挑む様をレポートする。
レポーターの外国人青年は言う…夏休みですよ、夏休み。信じられない…最初は、生徒達も青息吐息…足を挫いたり傷めたり、二年生の生徒は、どうしても足が上がらない、揃わない。
1ヶ月後…この間、民放の様に楽屋落ち的な事や楽屋ネタなんかは一切なし(これは、とても大事なことです)…愈々、文化祭が始まる…最後に伝統のフレンチ・カンカンの上演…これの見事だった事…玄人はだしの出来栄え…しかも、この激しい運動を35分に渡って行うのだ。
知性とは三段論法から無段論法に…無限に広がって行くもの。
馬鹿とは、阿呆とは、これを成さず、ブツ・ブツ切って成す者のこと。
僕の後輩たちの英和辞典は、赤鉛筆で、真っ赤だと思うが、90%の生徒たちの辞書は、ポツ・ポツ赤いだけだろうと、僕は思う…日本の民放テレビが、どれほどの犯罪者であることかが、分って頂けるでしょう。
芥川は、「文明のターンテーブル」が、日本中の出来るだけ多くの人たちの目に触れて…皆さんが、日本のテレビは、もはや許し難い…即刻、糾さないのなら、公共放送としての免許や特典を取り上げ、一商業放送として、有料でCS放送等として放映させるようにすべきだと思う。6大都市に分散させることも無論ですが。