「文明のターンテーブル」の仮説。
世界には覇権国家が必要である事は「文明のターンテーブル」で書いた通り。
世界は…人間の営みは…古今東西、交易で成り立っている訳ですが、この交易に於いては…現代社会では、どこかの国の一人勝ちは有り得ない…真正な覇権国家の一番の役割は…貧しい国を豊かな国に引き上げること(該当する章を御参照下さい)なのだから、なおさら。
かつての日本や、今の中国、或いは、それに続く新興国が、莫大な貿易黒字を挙げる…世界の基軸通貨を持つ事が、覇権国家の条件でもある訳ですから…世界は、「市場の神」と言う意思の形を取って、そのアンバランスを、為替で調節する。
ところが、現今の最大勃興国である中国は、全くこの意思通りに動かない。
そのしわよせが、実質的には今でも世界第二の超経済大国…軍事的な強面の国で無いだけではなく…1日中、呆れるほどの馬鹿番組のオンパレードで…天下太平だと思っていて、世界に対する無関心さが極まっている国。
…文明のターンテーブルが廻った時におごり高ぶったのだろう…己の幸せだけを追求している…内向きの馬鹿なことに明けくれている国…
仕方が無い、この国で…日本で帳尻を合わせよう…それが真相なのではないかと、芥川は、この間から、そんなことを思っている。
単なる思いつきですので悪しからず。
©芥川賢治