中国は欧州との貿易拡大を、更に、進めている。

中国主席が訪欧
仏、原発など売り込みへ

ポルトガル国債購入か
 
 【パリ=古谷茂久】中国の胡錦濤国家主席は4~7日、フランスとポルトガルを公式訪問し、サルコジ大統領やポルトガルのソクラテス首相らと会談する。大統領とはソウルでの20力国・地域(G20)首脳会議(サミット)に向け為替問題などで意見調整をするほか、両国の経済協力文書に署名する。財政危機に陥っているポルトガルでは、同国の国債購入を表明する可能性がある。
 
中国は10月、温家宝首相がギリシヤを訪問した際にギリシヤ国債を買い増して同国を財政面で支援する方針を打ち出した。同様に財政赤字に悩むポルトガルに対しても支援する姿勢を示し、ユーロ圈各国に恩恵を与えることで人権問題などの中国批判をかわす狙いがあるとみられる。
 
胡主席は4日午後、パリに到着した。同日夜にパリで、5日夜には仏南部ニースで夕食をとりながら大統領と会談する。仏側はトップ外交で仏原子カアレバの新型原子炉などを売り込む考え。航空・省エネ分野などでの協力文書に調印する。胡主席は仏のハイブリッド自動車や電子機器の工場なども視察する予定だ。
 
仏は来年のG20の議長をつとめる予定で、国際通貨制度の改革を主要議題のひとつとしている。会談ではカギとなる中国の協力を要請するとみられる。一方、仏政府高官は今回の胡主席の訪問にあたり「人権問題は取り上げられないだろう」などと発言した。

エアバス36機の購入契約に合意
中国南方航空
  
【北京=共同】中国航空大手の中国南方航空は4日、欧州の航空機メーカー、エアバスとの間で 「A330」6機と.「A320」シリーズ30機を購入する契約に合意したと発表した。購入総額は37億8千万ドル(約3050億円)。新華社電が伝えた。
 
胡錦濤国家主席のフランス訪問に合わせた発表とみられ、中国の他の航空大手も三にエアバス購入で合意し、近く明らかにされる可能性がある。

人民元改革、緩やかに推進

中国主席
 
中国共産党機関紙の人民日報などは4日、胡錦濤国家主席がフランス、ポルトガル訪問に先だって両国メディアの取材に応じたと報じた。人民元改革について「緩やかな足どりで人民元の相場形成メカニズムの改革を推進する」と述べ、米欧が求める大幅な切り上げには応じられないとの立場を改めて鮮明にした。

大幅切り上げ応じず
 
胡主席は「貿易不均衡を正すには、関係各国・地域が経済の発展方式を転換し、様々な形の保護主義に反対しなければならない」と指摘。「中国は一貫して責任ある為替政策を取ってきた」と訴え、人民元相場と貿易不均衡の拡大は無関係との考えを強調した。
 
今後の人民元改革の進め方に関しては一元相場の弾力性を高め、合理的で均衡のとれた水準で基本的な安定を保つようにする」と従来の方針を繰り返した。そのうえで「中国経済の安定的で比較的速い発展は、世界経済の回復と長期的な発展にとって重要な意義かおる一との認識も示した。
    (北京=高橋哲史)。

 
今朝の、朝日と日経の社説が、自省のかけらもなく、相変わらずの…この間までに比べたら、随分マシではあるが…権力が作り上げた虚構=世界情勢に背を向けた己の権益、己の高給、己の保身のみを考えて来た、エゴイストたちの、罪深い、内向き、虚構を、やっている間に、中国は、どんどん地歩を固めているのである…特に欧州に…中国⇔欧州の、貿易額の推移を一遍、調べてみなはれ。

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