中国人にとってこそ、ネットは神の声…。
久し振りに、いつもの店でランチを摂った…毎日新聞の一面見出しは「仁義なき通貨安競争」というものだった。社説は、朝日、日経と同様の、小沢一郎氏への論難であった。
芥川が、これら大新聞の論説委員たちに、全く組みしないのは、週刊朝日の他の26万人の読者と同様に、小沢一郎事件の始まりからの経緯をずっと知っているからだ。
芥川が、彼らに言いたいことは、貴方がたが本物のジャーナリストであるならば、この事件の発端から検証を為す事…背後の神は誰だったのかを明らかにすることだと思うからだ…背後の神を明らかに出来ないマスコミなら、戦前と何も変わっていない事を表明しているに過ぎない。
僕が、彼らに響かせたい音楽が二つある…一つは、ボブ・ディランの♪Everybody must get stoned♪、もう一つは、確か、ザ・シンズの♪Everybody Knows♪。
これは、 ♪Everybody…♪Everybody…♪Everybody…と21世紀の響きの中で延々と続き、Everybody Knows…と言う曲。
さて、帰り道、ふと思った…今、真正な覇権国家であるアメリカと、かつての日本の様に、アメリカが大きくした中国…この関係が、日米の関係では無いから、世界は、大きくギクシャクするのだろうな…かつての日本の興隆に対して、プラザ合意で、一気の円高に持ち込み、帳尻を合わせたような事が、中国相手では出来ない上に、経済的な存在感は、どんどん大きくなっている。
欧州は、国境を接している訳でもなく…基軸通貨国として、世界の覇権国家として、存在している訳ではないから、当面は何も関係なく、経済交流だけに専念出来る…経済は生き物であるという難儀さ…その様な事を、思いながら歩いていた。
今週号のニューズ・ウィークに、あった、わたしたちは知らない真実…半日デモ再発のメカニズム(長岡義博・本誌記者)の記事中で…中国の大衆運動に詳しい中国人ジャーナリストの安替は言う…反日教育を受けて育った…南京生まれの彼自身、「ネットで様々な情報を得るまで、世の中のすべての悪いことは日本が起こしていると思っていた」という。…中国人にとってこそ、ネットは神の声だと、僕は思う。